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J-GLOBAL ID:201402219482364415   整理番号:14A0319425

外部ドメイン分断の特異性解明のためのプロテオームアプローチ

A proteomic approach for the elucidation of the specificity of ectodomain shedding
著者 (7件):
資料名:
巻: 98  ページ: 233-243  発行年: 2014年02月26日 
JST資料番号: T0073A  ISSN: 1874-3919  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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外部ドメイン分断(分断)は,膜近傍プロセシングを通じて膜タンパク質の細胞外ドメインを遊離させる翻訳後修飾機構である。分断は急速かつ不可逆に細胞の特性を変えるため,それは厳密に調節されねばならない。しかし,環境変化に対する反応における分断の調節機構は不明である。内在性分断の調節機構を明らかにするため,筆者らは以前,分断標的を同定するためのプロテオームスクリーニングシステムを開発した。本システムは規定の条件下で分断する膜タンパク質の包括的な状況を明らかにした。本研究において,2つの異なる分断誘導因子,リポ多糖(LPS)と12-O-テトラデカノイルホルボール13-アセテート(TPA)により処理したマウスマクロファージ細胞株における分断パターンを比較するため,本スクリーニングシステムを改善した。ここでLPSが複数の膜タンパク質の分断を同時に活性化することを示す。更に,TPAはαM/β2インテグリン(Mac-1)の分断を活性化し,これはLPSによるマクロファージの刺激に際して分断されないことも示す。これらの結果は内在性膜タンパク質の分断の調節が刺激および基質の両方に特異的であることをはっきり立証する。生物学的意義:これまでに報告されている分断標的は,免疫反応,細胞増殖,細胞接着そして細胞運動を含む多様な生物学的現象において中心的な役割を果たす。加えて,幾つかの疾患関連膜タンパク質も分断標的である。従って,分断の調節の理解は病理発生の解明と治療戦略の開発にとって重要である。筆者らは,内在性分断の包括的特性化が分断の調節機構の理解に不可欠であるので,分断標的の同定のためのプロテオームスクリーニングシステムを開発したことに関し投稿する。本研究において,単一細胞においても,異なる細胞外刺激が異なる型の分断を活性化することを,本スクリーニングシステムを用いて立証する。本結果はこのプロテオームアプローチが分断の調節機構の解明に大変効果的であることを立証する。Copyright 2014 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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細胞生理一般 
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