抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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九州地域のシイタケ生産地では,ここ数年ヒポクレア属菌による被害の報告が相次いでいる。そこで,シイタケほだ場の夏場の気象環境が実際にシイタケ栽培へ影響を及ぼすのか検証したところ,高温処理(32°C,15日間処理)を木片駒接種2年目に行った試験区において,顕著な発生量の減少が見られた。また,ヒポクレア属菌による被害発生が見られる宮崎県諸塚村の生産現場(人工ほだ場)での環境測定を行ったところ,2012年の夏場(6月~9月)に比べ2013年の夏場での平均気温が1°C以上高かった。また,被害発生率は2012年が2~3割程度であったが,2013年では約4割程度のほだ木で被害発生が認められた。夏場のほだ場内の環境を適正な環境とするために,人工ほだ場の上部への寒冷紗の施用の効果について検証を行ったところ,ほだ場内の気温,およびほだ場内に設置されたほだ木の材内温度を下げる効果が認められた。(著者抄録)