抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
本論文では,トポロジーの観点からprimitive chaosの存在の本質を調べて,二つの特徴的な概念,すなわち非縮退Peano連続体とCantor集合の出現について記述した。primitive chaosは物理学自身の極めて重要な問題と密接に関係しており,これから自然な条件下でカオス的な特徴が生じる。非縮退Peano連続体は通常観測される空間を表し,単一の非縮退Peano連続体が存在すると,カオスへ繋がる無限の変種のprimitive chaosが存在することが保証される。この結果から,我々が様々なカオス的挙動に囲まれている理由が説明される。また,Cantor集合は,特殊な集合,Cantor中間第3集合とは異なる一般的,あるいは普遍的な概念であり,単一のCantor集合が存在すると,カオスへ繋がる無限の変種のprimitive chaosが保証される。この類似性から,新しく物理現象を認識する方法としてCantor集合の可能性が示唆される。(翻訳著者抄録)