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J-GLOBAL ID：201402220668343599   整理番号：14A0569468

繊維補強発泡ウレタン材により格子補強したコンクリート平板のせん断耐荷特性

SHEAR CAPACITY OF CONCRETE PLATE REINFORCED BY GRID GLASS-FIBER-REINFORCED URETHANE SUBJECT TO DISTRIBUTED LOAD

著者 (3件)： 大島義信 (京都大学 工学研究科社会基盤工学専攻) ,  堀壮大 (積水化学工業株式会社 滋賀栗東工場技術部) ,  河野広隆 (京都大学 工学研究科都市社会工学専攻)
資料名： 土木学会論文集 F1(トンネル工学)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. F1 (Tunnel Engineering) (Web))
巻： 69  号： 3  ページ： I.21-I.30 (J-STAGE)  発行年： 2013年 
JST資料番号： U0289A  ISSN： 2185-6575  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究では, シールド工法における発進立坑の仮壁として提案された, 繊維補強発泡ウレタン材(Fiber reinforced Foamed Urethane: FFU)格子補強したコンクリート平板のせん断耐荷特性について実験的に明らかにした. まず, FFU補強した単純梁のせん断耐荷性状について検討した結果, せん断により生じた斜めひび割れの発生荷重は, RC梁のせん断耐力評価式で推定された荷重とほぼ同等の値を示すことが示された. 次に, FFU格子補強したコンクリート平板に対し分布荷重を作用させた結果, ディープビームとして計算したせん断耐力を大きく上回る耐荷力を有していることが明らかとなった. 以上より, RC壁中に埋設されたFFU格子補強コンクリート平板構造に対し, ディープビームとみなして評価すれば, 安全側にせん断耐力を評価できることがわかった.(著者抄録)

シソーラス用語： *コンクリート板 ,  *繊維強化熱可塑性プラスチック ,  剪断 ,  立坑 ,  擁壁 ,  合成構造 ,  発泡プラスチック ,  単純梁 ,  パネル構造 ,  載荷試験 ,  分布荷重 ,  亀裂発生 ,  エンベロープ ,  深い梁 ,  耐荷力 ,  *建設工法 ,  荷重-変位曲線 ,  発進立坑 ,  *補強工法
準シソーラス用語： 水圧-変位曲線

分類 (2件)： その他の構造材料による構造  (RA04060H) ,  基礎の破壊・補強,擁壁,その他  (RA03100V)

引用文献 (12件)：

• 1) (財)下水道新技術推進機構:大深度雨水貯留管構築に適用するシールド工法に関する技術資料,pp. 74-80, 2008.
• 2) 斉藤孝志, 梅田佳宏, 明神知夫:NOMST工法によるコスト削減と工期短縮を図る 石岡トンネル(その1) シールド工事〔発進編〕,土木施工,No. 40, pp. 88-93, 1999.
• 3) 土木研究センター : シールド直接発進到達工法「SEW工法」, 建設技術審査証明報告書, 2001.
• 4) 大島義信, 神田享, 深井直光, 堀壮大, 小山幸則 : 繊維補強発泡ウレタン材により格子補強したコンクリート平板の分布荷重に対する耐荷特性,土木学会論文集F1, Vol. 68, No. 3, I_133-I_142, 2012.
• 5) 土木学会編 : コンクリート標準示方書[設計編], 土木学会, pp. 180-183, 2012.

タイトルに関連する用語 (6件)： 繊維補強 ,  発泡ウレタン ,  格子 ,  補強 ,  コンクリート平板 ,  せん断