抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ここでは,災害関連死が如何なる問題であるかを把握したうえで,東日本大震災において現実に食面した経験をもとに,今後の課題を探る。災害関連死問題を把握するために,次の2点を認識しておく必要がある。第1点は,災害弔慰金および災害障害見舞金の支給について定める「災害弔慰金の支給等に関する法律」の存在である。第2点は,同法にもとづく弔慰金および障害見舞金の受給対象者には,災害の直接的な被害よる死亡者や障害者だけではばく,災害にともなう過労や環境悪化等が引き起こした内科的原因にもとづく死亡者や障害者も含まれることである。ここでは,まず,災害弔慰金の支給等に関する法律を紹介し,次に各方面に於いて用いられる災害関連死について示し,さらに,岩手県災害弔慰金等支給審査会の取り組みについて述べる。そして,今後の課題について示している。