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J-GLOBAL ID：201402221456092088   整理番号：14A0792795

平成24年7月に京都府亀岡市南条で発生した土石流の検討-構造物の影響を考慮して-

Study on Debris Flow Occurred in Nanjo, Kameoka City, Kyoto Prefecture on July 2012 Considering Houses Influence

著者 (4件)： 中谷加奈 (京大 大学院農学研究科) ,  里深好文 (立命館大 理工) ,  藤田正治 (京大 防災研) ,  水山高久 (京大 大学院農学研究科)
資料名： 自然災害科学  (Journal of Japan Society for Natural Disaster Science)
巻： 33  号： 1  ページ： 17-27  発行年： 2014年05月31日 
JST資料番号： L0381A  ISSN： 0286-6021  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 平成24年7月15日,京都府亀岡市曽我部南条大谷では土石流が発生し,3件の被害が生じた。本研究では,この土石流災害を対象として,現地調査及び数値シミュレーションを実施した。シミュレーションでは,集落の家屋などの構造物の存在による氾濫・堆積過程の違いを検証している。ここでは,まず,この土石流について,渓流の概要,土石流の移動実態を示している。土石流数値シミュレーションでは構造物を考慮して計算を行い,供給ハイドログラフ,家屋(構造体)の有無について調べた。今回の災害や計算結果からも,家屋の存在や,家屋を設定することで相対的に地盤高が低い家屋周辺のメッシュが道路と同様の役割を果たして,土石流の流動・堆積過程に影響を及ぼすことが確認された。

シソーラス用語： *京都府 ,  *土石流 ,  構造物 ,  シミュレーション ,  現地調査 ,  出水 ,  堆積 ,  ハイドログラフ ,  建築物
準シソーラス用語： *亀岡市 ,  数値シミュレーション ,  氾濫

分類 (2件)： 自然災害  (RA02030M) ,  一般,砂防工学  (RC12010B)

引用文献 (16件)：

• 京都地方気象台(2012):平成24年7月15日の京都市,亀岡市の大雨について.
• 京都府災讐戒本部(2012)、平成24年7月15日の大雨における被害等の概要について(第4報).
• 京都府(2011):土砂災害計画区域・土砂災害特別警戒区域図(京都府亀岡市曽我部町6(に032),土石流).
• 中谷加奈・和田孝志・里深好文・水山高久(2008):GUIを実装した汎用土石流シミュレータ開発,第4回土砂災害に関するシンポジウム論文集pp.149-154.
• 朴埼璨・橋本晴行・高岡広樹・山崎一彦(2004):1993年8月島原市街地に流出した土石流の濫解析,第2回土砂災害に関するシンポジウム論文集,pp.139-144.

タイトルに関連する用語 (4件)： 京都 ,  亀岡 ,  土石流 ,  構造物