抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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転がり軸受におけるMQLには,1)転がり粘性抵抗・撹拌抵抗の低減による省エネルギー,2)廃油の削減による環境負荷低減の利点がある。この潤滑では,直接金属接触による軸受損傷を防止するため,粗さより厚い弾性流体潤滑(EHL)油膜を確保したい。したがって,供給油量と油膜厚さの関係を予測することがMQL実現の鍵となる。転がり接触部の入口油量が未知であるため,油膜厚さが計算できない。そこで,入口油量を解くために,接触部のミクロな流れと,その外側のマクロな流れを練成させる手法を提案した。この手法による計算結果とEHL入口部におけるディスク表面上の液膜厚さ分布の測定結果を比較したところ,計算と実験の結果がよく一致した。