文献

J-GLOBAL ID：201402221689468010   整理番号：14A0885916

亜熱帯湿地でのバイオマスおよび土壌浸出液と表面水からの溶存有機物の光および生物反応性パターン

Photo- and bio-reactivity patterns of dissolved organic matter from biomass and soil leachates and surface waters in a subtropical wetland

著者 (2件)： CHEN Meilian ,  JAFFE Rudolf
資料名： Water Research  (Water Research)
巻： 61  ページ： 181-190  発行年： 2014年09月15日 
JST資料番号： B0760A  ISSN： 0043-1354  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 溶存有機炭素(DOC)の測定と光学特性を適用し,亜熱帯湿地生態系でのバイオマス浸出液,土壌浸出液と表面水を含む各種発生源からの溶存有機物(DOM)の光および生物反応性を評価した。試料が光あるいは暗闇に曝露してコントロールした実験室試験で培養した。DOC,UV-Vis吸収とパラレル要因分析(PARAFAC)と組合せた励起-発光マトリックス(EEM)蛍光の変化から試料の分解を評価した。分解試験は,バイオマス浸出液の生物培養時にDOCの大きな量が消費されたが,土壌浸出液と特に表面水では生物難分解性の程度が高いことを示した。ススキ,マングローブと海草浸出液では光および生物腐植化変換が示唆され,大きな光分解と対比されたが,他の試料では生物培養後にほとんど変化しなかった。ほとんどのケースで光分解時にEEM-PARAFAC成分が光分解を示し,光生成を表す少数のケースと対比された。対照的に生物培養時にはほとんどのEEM-PARAFAC成分はほぼ生物難分解性であることが明らかであったが,一部では豊度の増加と減少が観察された。さらに一部例外はあるが,光分解とその後の逐次生物分解がDOMの生物分解への光曝露の「プライミング効果」を示した。この2つのプロセスの組合せによってDOM組成が各種亜環境での天然表面水での組成と類似することを示した。さらに,浸出液試料でEEM-PARAFACのフミン様成分の1つが光分解時に一般的に富化し,生物分解プロセス時に微生物フミン様成分とトリプトファン様成分が富化した。この研究はDOMの反応性評価での光学的性質とEEM-PARAFACの有効性を例証し,DOM分解で光および生物分解プロセスの組合せの重要性を強調した。Copyright 2014 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *水質試験 ,  *亜熱帯 ,  *湿地 ,  バイオマス ,  浸出液 ,  表面水 ,  *有機物 ,  反応性 ,  有機炭素 ,  溶存成分 ,  因子分析 ,  紫外可視吸収スペクトル ,  微生物分解 ,  光分解
準シソーラス用語： *溶存有機物 ,  光反応性 ,  溶存有機炭素 ,  パラレル要因分析

分類 (1件)： 水質調査測定一般  (SB02060X)

タイトルに関連する用語 (9件)： 亜熱帯 ,  湿地 ,  バイオマス ,  土壌 ,  浸出液 ,  表面水 ,  溶存有機物 ,  生物 ,  反応性