抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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目的:この論文は,世界中におけるEHR(電子健康記録)実施の検討およびEHR実施に関連する利益と問題を含む調査結果についての報告を提供する。方法:過去10年(2001-2011)の査読された学術出版物から系統的文献調査を行った。研究は,Scope,Embase,Informit,Medline,Proquest Health and Medical Completeを含む様々な出版物の論文集を用いて行った。この論文は,我々の以前のEHR実施の実証研究の解析について報告する。DeloneとMcleanの情報システム(IS)の評価フレームワークの拡張に基づいてデータを解析した。拡張したフレームワークは,Van der Meijdenらによって明らかにされたように,情報品質,システム品質,サービス品質,使用意図,使用者満足と純便益を含むDeloneとMcleanの次元を,システム開発と実施属性および組織的様相を含む偶発性次元と統合する。結果:異なる評価次元にわたって,根拠に基づくEHRの正負の影響の混合を見出した。さらに,いくつかの偶発性因子がEHRの成功した実装に寄与することがわかった。制限事項:この検討はホワイトペーパーや産業調査,非英語論文,あるいは検討期間外に出版された論文を含まない。結論:検討は,例えば看護のより良い品質と安全性および調整と同様に改善された文書品質および向上した管理効率における患者看護と臨床文書管理の支援のためのこの技術の可能性を確認した。共通の負の影響は,ワークフローに対する変化および作業の中断を含む。EHRの品質と採用および満足に関しては様々な所見が見出された。この検討は,技術実施使用を慎重に始めるよう将来のEHRの実施に警告する。また,組織的調整におけるEHR開発および実施に潜在的に影響を与える偶発性因子の健康管理提供者に通知する。所見は,EHRの開発と実施および将来の患者によってアクセス可能なEHRの開発における臨床医と患者および技術の間の社会技術結合の欠落を示唆する。Copyright 2014 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.