抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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組織開発という概念は1950年代に米国で生まれたが,組織の効果性を高めることを目的に行動科学を応用し,組織内プロセスを変革していく計画的な取組である。Change managementと対比すると,組織開発はプロセス-どのように進めて行くか-や,人と人の間に起こるプロセスを強調する。働きかける方法としてはヒューマンプロセスへの働きかけ,人材管理による働きかけ,技術-構造的働きかけ,戦略的働きかけの4種類がある。ところが日本企業には,組織の風土に働きかけていく部門はなく,部署ごとの戦略作成を支援する機能もない。組織の中で人的要因に係ることの多い人事部が,組織開発アプローチを通して組織を強くする可能性を探るシンポジウムである。神戸大学教授,ヤマト運輸人事総務部長が話題を提供したのち,フロアとの質疑応答を行った。