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J-GLOBAL ID：201402222695335835   整理番号：13A1957834

高強度コンクリートを用いたRC長柱の火災時座屈耐力

Fire Buckling Strength of Slender RC Columns Using High Strength Concrete

著者 (3件)： 加藤雅樹 (大成建設) ,  道越真太郎 (大成建設) ,  馬場重彰 (大成建設)
資料名： 大成建設技術センター報(CD-ROM)  (Report of Taise Technology Center (CD-ROM))
号： 46  ページ： ROMBUNNO.28  発行年： 2013年12月01日 
JST資料番号： G0744B  ISSN： 1348-3366  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 高強度コンクリートを用いたRC長柱が火災を受けた場合,部材表層のコンクリートの温度が断面中央に比べ早期に上昇するため,部材の曲げ剛性,すなわち座屈耐力が大きく低下する。よって,RC長柱への導入軸力が常温時において長期許容応力以下であっても,火災時は座屈耐力が圧縮耐力を下回り,早期に座屈破壊が生じる可能性がある。本報では,火災を受けたRC長柱の座屈耐力の評価方法を検討し,算定例について示した。算定結果によると,火災時は部材全体の曲げ剛性の低下が大きいため,RC長柱の座屈長さ/径が比較的小さい範囲であっても,座屈耐力が圧縮耐力を下回る場合がある。今後,RC長柱の載荷加熱実験を行い,本解析手法の妥当性を検証する予定である。(著者抄録)

シソーラス用語： *長柱 ,  鉄筋コンクリート ,  *高強度コンクリート ,  *火災 ,  *降伏強さ ,  *座屈 ,  曲げ剛性 ,  破壊 ,  圧縮 ,  式 ,  係数
準シソーラス用語： RC長柱 ,  圧縮耐力 ,  座屈耐力 ,  座屈破壊 ,  算定式 ,  接線係数

分類 (3件)： その他の建築部分  (RB03050S) ,  モルタル,コンクリート  (RA06042H) ,  火災  (RA02020B)

引用文献 (8件)：

• 加藤雅樹, 道越真太郎, 馬場重彰, 黒岩秀介, 陣内浩:100N/mm²級高強度コンクリートの熱間・冷間圧縮試験, 日本建築学会学術講演梗概集, A-2, pp.13-14, 2011.8
• 加藤雅樹, 道越真太郎, 馬場重彰, 坂本成弘, 山本佳城, 黒岩秀介, 陣内浩, 辻谷薫, 吉田泰:300N/mm²級超高強度コンクリートを用いたRC柱の耐火性能, 大成建設技術センター報, 第44号, No.40, 2011.
• 日本建築学会:鋼構造耐火設計指針, 2008.
• 道越真太郎, 小林裕, 黒岩秀介:圧縮力を受けるコンクリートの高温時におけるひずみ挙動, 日本建築学会構造系論文集, 第621号, pp.169-174, 2007.11
• 馬場重彰, 小林裕, 道越真太郎:高強度鉄筋コンクリート用棒鋼の高温性能, 日本建築学会学術講演梗概集, A-2,pp.25-26, 2002.8

タイトルに関連する用語 (5件)： 高強度コンクリート ,  RC ,  長柱 ,  火災 ,  座屈耐力