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J-GLOBAL ID：201402222842318372   整理番号：14A0231135

利用者支援モデルと情報専門職の役割

著者 (1件)： 齋藤泰則 (明治大 文学)
資料名： 専門図書館  (Bulletin of the Japan Special Libraries Association)
号： 263  ページ： 2-9  発行年： 2014年01月25日 
JST資料番号： G0415A  ISSN： 0385-0188  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 情報専門職による利用者支援の範囲と内容について,図書館が扱う情報源の基本的特性から検討が必要であるとして,情報源の持つ特性,および情報源と利用者を仲介する情報専門職の役割を考察した。そして,情報専門職による利用者支援の二つのモデルとして,一つは情報探索に必要な知識とスキルの内容を中心に体系化し,指導を行うコンテンツ志向モデルと,もう一つは問題解決プロセスのなかに情報探索の知識とスキルを組み込み,指導するプロセス志向モデルについて論じた。そしてこのモデルを通して求められる情報専門職の役割を考察した。

シソーラス用語： 情報源 ,  *情報利用 ,  情報検索 ,  *問題解決 ,  *図書館利用 ,  *図書館員 ,  *職種別従事者
準シソーラス用語： *スペシャリスト ,  *情報専門職

分類 (2件)： 図書館サービス  (AC09040J) ,  情報サービス  (AC08000K)

引用文献 (12件)：

• ホッブズ.リヴァイアサン.水田洋訳,岩波書店,1954,p.260-261.
• Wilson, Patrick. Second-hand knowledge : an inquiry into cognitive authority. Greenwood Press, 1983, 210p.本稿では、この“cognitive authority”に対して「知の典拠」という訳語を与える。その同義語である“epistemic authority”に対して、哲学の認識論の分野では、「認識論的権威」という訳語が与えられている。(戸田山和久.知識の哲学.産業図書,2002,p.222.)なお、図書館情報資源と認識論的権威との関係については次の拙稿を参照されたい。齋藤泰則.認識論的権威としての図書館情報資源に関する考察.明治大学図書館情報学研究会紀要.no.4,2013,p.2-15.
• 戸田山和久.知識の哲学.産業図書,2002,p.222.
• ボヘンスキー.権威の構造.丸山豊樹訳,公論社,1977,p.73.この翻訳書では、英語の“epistemic authority”にあたるドイツ語の“epistemische Autorität”に対して「知識的権威」という訳語を与えているが、本稿では、「認識論的権威」あるいは「知の典拠」という用語を使用する。
• 前掲4),p.23.

タイトルに関連する用語 (5件)： 利用者 ,  支援 ,  モデル ,  専門職 ,  役割