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J-GLOBAL ID：201402223052945918   整理番号：14A0568169

免疫:インフルエンザ感染に対する免疫記憶の維持にオートファジーが果たす必須の役割

Essential role for autophagy in the maintenance of immunological memory against influenza infection

著者 (11件)： CHEN Min (Baylor Coll. of Medicine, Texas, USA) ,  SUN Huanhuan (Baylor Coll. of Medicine, Texas, USA) ,  WANG Lei (Baylor Coll. of Medicine, Texas, USA) ,  SHI Xiurong (Baylor Coll. of Medicine, Texas, USA) ,  CORRY David B (Baylor Coll. of Medicine, Texas, USA) ,  KHERADMAND Farrah (Baylor Coll. of Medicine, Texas, USA) ,  WANG Jin (Baylor Coll. of Medicine, Texas, USA) ,  HONG Monica Jeongsoo (Baylor Coll. of Medicine, Texas, USA) ,  GILBERT Brian E (Baylor Coll. of Medicine, Texas, USA) ,  CORRY David B (Michael E. DeBakey Veterans Affairs Medical Center, Texas, USA) ,  KHERADMAND Farrah (Michael E. DeBakey Veterans Affairs Medical Center, Texas, USA)
資料名： Nature Medicine  (Nature Medicine)
巻： 20  号： 5  ページ： 503-510  発行年： 2014年05月 
JST資料番号： W0636A  ISSN： 1078-8956  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ワクチン接種は,ウイルス感染に対する防御手段として百年以上にわたって最も広く使われてきた。しかし,ワクチンに応じて生じた免疫学的記憶の長期維持をつかさどる分子機構は明らかになっていない。今回我々は,オートファジーがインフルエンザウイルス感染を防御する記憶B細胞の維持に非常に重要な役割を果たすことを示す。記憶B細胞ではオートファジーの基礎レベルが上昇しており,それに伴ってオートファジー開始もしくはオートファゴソーム成熟を調節する遺伝子の発現増加が見られた。B細胞特異的にAtg7を欠損したマウス(B/Atg7^-/-マウス)は,インフルエンザに対する免疫後に正常な一次抗体応答を示すが,インフルエンザウイルスを攻撃投与した際には防御的な二次抗体応答を生じることができず,その結果として高いウイルス負荷,肺の広範囲にわたる破壊と致死率の上昇が見られた。我々の結果は,マウスでのウイルス特異的記憶B細胞の生存と感染と闘うために必要な防御抗体応答の維持にオートファジーが不可欠であることを示唆している。Copyright Nature Publishing Group 2014

シソーラス用語： *細菌感染症 ,  *食作用 ,  予防接種 ,  機構 ,  *感染予防 ,  食胞 ,  タンパク質 ,  *遺伝子 ,  遺伝子欠損 ,  抗体 ,  致死率 ,  マウス ,  *オートファジー ,  *B細胞 ,  *Atg遺伝子 ,  オートファゴソーム ,  一次抗体 ,  *細胞生存 ,  分子機構 ,  *免疫記憶 ,  *免疫応答 ,  *細胞生理学的現象 ,  *メモリーB細胞 ,  ネズミ亜目
準シソーラス用語： *免疫反応 ,  *細胞生理 ,  *Bリンパ球 ,  Atg7 ,  *インフルエンザ菌感染 ,  *記憶B細胞

分類 (2件)： 感染免疫  (ED03030P) ,  細胞生理一般  (EF02010S)

タイトルに関連する用語 (6件)： 免疫 ,  インフルエンザ ,  感染 ,  免疫記憶 ,  オートファジー ,  役割