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J-GLOBAL ID：201402223235477921   整理番号：14A0451319

コンクリートにおける減水混和剤として針葉樹ソーダアントラキノンリグニンの性能

Performance of Softwood Soda-Anthraquinone Lignin as Water-Reducing Chemical Admixture in Concrete

著者 (5件)： TAKAHASHI Shiho (Forestry and Forest Products Res. Inst., Ibaraki, JPN) ,  HATTORI Masami (Nippon Shokubai Co., Ltd., Osaka, JPN) ,  MORIMOTO Masakazu (Nippon Shokubai Co., Ltd., Osaka, JPN) ,  URAKI Yasumitsu (Hokkaido Univ., Hokkaido, JPN) ,  YAMADA Tatsuhiko (Forestry and Forest Products Res. Inst., Ibaraki, JPN)
資料名： Journal of Wood Chemistry and Technology  (Journal of Wood Chemistry and Technology)
巻： 34  号： 1  ページ： 31-38  発行年： 2014年03月 
JST資料番号： E0983A  ISSN： 0277-3813  CODEN： JWCTDJ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： バイオエタノール生産の副産物であるリグニンで作ったコンクリート化学混和剤製造の新プロセスを検討した。バイオエタノール生産の前処理で,針葉樹チップからリグニンを除去するためにソーダアントラキノン(AQ)蒸解を行った。黒液酸性化による沈殿でソーダAQリグニンを回収した。沈殿pH値を選択すると,5種類のソーダAQリグニンが単離できる。単離したそれぞれのソーダAQリグニンを流動性試験に使用した。ソーダAQリグニンはリグニンスルホン酸より減水効果がよいが,さらにpH8.5以下で単離したソーダAQリグニンはpH10.5で単離したものより性能が良かった。高pH(pH10.5)でのソーダAQリグニンを除くと,単離リグニンは流速は2倍高かった。サイズ排除クロマトグラフィー(SEC)のデータより高pH値の単離リグニンは分子量が高かった。低分子量のソーダAQリグニンと高いフェニルヒドロキシル基をもつソーダAQリグニンが減水混和剤として良いことを官能基化学分析により示した。

シソーラス用語： *コンクリート混和材 ,  サイズ排除クロマトグラフィー ,  リグニンスルホン酸 ,  単離リグニン ,  キノン蒸解 ,  アルカリ蒸解 ,  流れ特性 ,  pH【水素イオン指数】 ,  減水剤 ,  木材チップ ,  ソーダパルプ ,  スギ
準シソーラス用語： AQ蒸解 ,  化学混和剤

分類 (2件)： 木材化学  (FF05040V) ,  各種パルプの製造  (YL02020P)

タイトルに関連する用語 (3件)： コンクリート ,  混和剤 ,  針葉樹