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J-GLOBAL ID：201402223582304786   整理番号：13A1961894

スピントルク発振状態における金属ピラーデバイスの磁化状態

Magnetic State of Metallic Pillar Device in Spin Torque Oscillation

著者 (3件)： 三宅耕作 (東北大学大学院工学研究科 電子工学専攻) ,  門間大輔 (東北大学大学院工学研究科 電子工学専攻) ,  佐橋政司 (東北大学大学院工学研究科 電子工学専攻)
資料名： Journal of the Magnetics Society of Japan  (Journal of the Magnetics Society of Japan)
巻： 37  号： 4  ページ： 309-313 (J-STAGE)  発行年： 2013年 
JST資料番号： Z0944A  ISSN： 1882-2924  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： スピントルク発振は,これまで多くの研究がなされているが,実際に実験を行うと,発振スペクトル特性の再現性が低い。本論では,微細な楕円形CPPGMR(metallic current-perpendicular-to-plane magnetoresistance)素子を作製し,発振の出現と相対角度の関係について調べた。微分抵抗と電流の関係を様々な磁場において測定することにより,平行配置と反平行配置を決定し,その中間状態の磁化配置を求めた。微分抵抗の曲線において,電流の微小な変化に対して大きな磁化変化が生じている場合には発振は現れないが,ヒステリシスがほぼ見られない単調な曲線の場合は発振が観察された。また,特に大電流下で,中間的な相対角度を保ったまま,その角度の変化が小さいと,発振現象および発振周波数が安定になる傾向が認められた。

シソーラス用語： 電子スピン ,  *トルク ,  *発振器 ,  *磁気抵抗素子 ,  発振現象 ,  磁気抵抗 ,  電流 ,  磁場効果 ,  配置問題 ,  *磁化 ,  角度依存性
準シソーラス用語： *スピントルク ,  *スピントルク発振器

分類 (1件)： 磁電デバイス  (NC03100X)

引用文献 (13件)：

• 1) S. I. Kiselev, J. C. Sankey, I. N. Krivorotov, N. C. Emley, R. J. Schoelkopf, R. A. Buhrman, D. C. Ralph, E. S. Murdock, R. F. Simmons, and R. Davidson: nature, 425, 380 (2003).
• 2) W. H. Rippard, M. R. Pufall, S. Kaka, S. E. Russek, and T. J. Silva: Phys. Rev. Lett, 92, 027201 (2004).
• 3) Jiang Xiao, A. Zangwill and M. D. Stiles: Phys. Rev. B, 72, 014446 (2005).
• 4) M. Tsoi, A. G. M. Jansen, J. Bass, W.-C. Chiang, M. Seck, V. Tsoi, and P. Wyder: Phys. Rev. Lett., 80, 4281 (1998).
• 5) E. B. Myers, D. C. Ralph, J. A. Katine, R. N. Louie, and R. A. Buhrman: Science 285, 867 (1999).

タイトルに関連する用語 (3件)： スピントルク ,  ピラー ,  磁化