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J-GLOBAL ID：201402224137765079   整理番号：13A1952406

IPv6サイトマルチホーミングにおける経路選定ヘッダを用いたサイト-出口ルータ選択手法

A Site-Exit Router Selection Method Using Routing Header in IPv6 Site Multihoming

著者 (5件)： JIN Yong (National Inst. of Information and Communications Technol.) ,  YAMAGUCHI Takuya (Graduate School of Natural Sci. and Technol., Okayama Univ.) ,  YAMAI Nariyoshi (Center for Information Technol. and Management, Okayama Univ.) ,  OKAYAMA Kiyohiko (Center for Information Technol. and Management, Okayama Univ.) ,  NAKAMURA Motonori (National Inst. of Informatics)
資料名： Journal of Information Processing (Web)  (Journal of Information Processing (Web))
巻： 21  号： 3  ページ： 441-449 (J-STAGE)  発行年： 2013年 
JST資料番号： U0109A  ISSN： 1882-6652  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： インターネット及びそのサービスの普及に伴い,信頼性のある高速ネットワークを介して如何に安定かつ効率的インターネットサービスを提供するかが重要な課題となった。安定かつ効率的インターネットサービスを提供するためにマルチホーミングネットワークが多くの関心を惹いた。本論文において,筆者らはIPv6環境におけるマルチホーミング手法に焦点を当てた。IPv6環境において,各ホストは1つのネットワークインタフェイス上で異なったISPsから複数のIPアドレスを割当てられ得て,このようにして,マルチホーミングはIPv4環境におけるものと比較して比較的容易である。しかしながら,多くのISPsはセキュリティ関心事のために入口フィルタリングを採用するので,マルチホーミングサイトはサイトの外側と成功裡に通信するためにパケットのソースIPアドレスに従って適切なサイト-出口ルータを選択すべきである。殆どのサイト-出口ルータ選択手法において,高い配置コスト及びフォールトトレランスの欠如等の見地において幾つかの問題を持つある種のソースIPアドレス依存経路選定手法が導入される。本論文において,筆者らはルータにIPv6環境中を通過するように指示できる経路選定ヘッダを用いた新しいサイト-出口ルータ選択手法を提案した。本手法では1つは内側サーバへの,他方はサイト-出口ルータへの2つのミドルウェアを導入した。内側サーバにおけるものはパケットのソースIPアドレスに従って特定のサイト-出口ルータを通過させるように指示する経路選定ヘッダを添付する。サイト-出口ルータにおける他方はパケットから添付された経路選定ヘッダを除去し,このようにして,内側サーバは通常通りサイトの外側と成功裡に通信できる。また,筆者らは提案内側サーバ及びサイト-出口ルータを含むプロトタイプシステムを実装し,特徴評価と共に性能評価を実施した。評価結果から,筆者らは提案手法が良く機能し,ミドルウェアのオーバヘッドが現実のネットワーク環境における実用的使用に対して許容可能である事を確認した。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *相互接続 ,  *TCP/IP ,  *ルータ【通信】 ,  選択 ,  経路選定 ,  通信信号 ,  通信操作 ,  *インターネットプロトコル
準シソーラス用語： *IPv6 ,  *マルチホーミング ,  ヘッダ【信号】

分類 (3件)： 通信網  (ND07030A) ,  トラヒック理論  (ND02040C) ,  計算機網  (JC03000K)

引用文献 (19件)：

• [1] Ferguson, P. and Senie, D.: Network Ingress Filtering: Defeating Denial of Service Attacks which employ IP Source Address Spoofing, RFC2827, IETF (May 2000).
• [2] Baker, F. and Savola, P.: Ingress Filtering for Multihomed Networks, RFC3704, IETF (Mar. 2004).
• [3] Ohira, K. and Okabe, Y.: Host-Centric Site-Exit Router Selection in IPv6 Site Multihoming Environment, Proc. 1st International Workshop on Protocols and Applications with Multi-Homing Support (PAMS 2011), pp.696-703 (2011).
• [4] Bagnulo, M., Garcia-Martinez, A., Rodriguez, J. and Azcorra, A.: End-site routing support for IPv6 multihoming, Computer Communications Journal, Vol.29, No.7, pp.893-899 (0000).
• [5] Cisco Systems Inc.: Policy-Based Routing (online), available from <http://www.cisco.com/warp/public/cc/pd/iosw/tech/plicy_wp.pdf> (accessed 2012-04-18).

タイトルに関連する用語 (7件)： IPv6 ,  マルチホーミング ,  経路選定 ,  ヘッダ ,  出口 ,  ルータ ,  手法