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J-GLOBAL ID：201402224352078880   整理番号：13A1961824

『計算機科学者のためのゲーム理論入門』シリーズ第5回 協力ゲーム

Game Theory for Computer Scientists - Cooperative Games -

著者 (4件)： 横尾真 (九州大学大学院システム情報科学研究院) ,  岩崎敦 (九州大学大学院システム情報科学研究院) ,  櫻井祐子 (九州大学大学院システム情報科学研究院) ,  岡本吉央 (電気通信大学大学院情報理工学研究科)
資料名： コンピュータソフトウェア  (Computer Software)
巻： 30  号： 2  ページ： 2.33-2.51 (J-STAGE)  発行年： 2013年 
JST資料番号： Y0628A  ISSN： 0289-6540  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本稿では,ゲーム理論の主要領域の1つである協力ゲームについて解説する.協力ゲームは,主に2つの研究領域からなる.1つは,提携内のプレイヤ間で,協力によって得られた利益をどのように分配するかである.本編では,解概念と呼ばれる,協力的なエージェント間で利得を配分する望ましい方法について概説する.古典的な協力ゲーム理論では,コア,シャプレイ値,仁など,さまざまな解概念が提案されている.これらの解概念によって与えられる利得の配分を求めるアルゴリズムと計算量について考察する.2つ目は,全体提携が最適ではない場合,プレイヤがどのような協力関係(提携)を形成するかである.これは,提携構造形成問題(CSG)と呼ばれる.本編では,CSGを効率的に解く制約付き最適化アルゴリズムを紹介する.また,本編ではゲームの簡潔表現法を利用することで解概念やCSGに関する問題を効率的に解くことができるため,協力ゲームの簡潔な記述方法を概説する.(著者抄録)

シソーラス用語： *ゲーム理論 ,  計算機要員 ,  *協力ゲーム ,  エージェント ,  個人 ,  アルゴリズム ,  協力 ,  *利益分配 ,  *協力ゲーム理論 ,  *理論
準シソーラス用語： プレイヤ ,  提携

分類 (2件)： ゲーム理論  (KA03060T) ,  計算機ソフトウエア一般  (JD01010K)

タイトルに関連する用語 (3件)： 計算機科学 ,  ゲーム理論 ,  協力ゲーム