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J-GLOBAL ID：201402225055904875   整理番号：14A1371787

北東北地域におけるフェストロリウム(×Festulolium Braunii)品種「東北1号」の耕作放棄水田跡地への導入適性

著者 (3件)： 嶝野英子 (農業技術研究機構 東北農研セ) ,  魚住順 (農業技術研究機構 東北農研セ) ,  出口新 (農業技術研究機構 東北農研セ)
資料名： 日本草地学会誌  (Japanese Journal of Grassland Science)
巻： 60  号： 3  ページ： 217-221  発行年： 2014年10月15日 
JST資料番号： Y0119B  ISSN： 0447-5933  CODEN： NSGIDM  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 東北農業研究センターは,北東北地域の耕作放棄地への導入を想定し,採草利用向けフェストロリウム(×Festulolium Braunii)新品種「東北1号」を育成し,種子販売を開始した。本品種について,排水不良な耕作放棄水田跡地で,実用規模の栽培を行って排水不良地への導入適性を評価した。合わせて,プロット試験で,既存草種との収量性の比較を行った。その結果,「東北1号」は,初期定着及び初期生育が良く,播種翌年の利用1年目からオーチャードグラス並みの収量が得られ,排水不良な耕作放棄水田跡地へも十分導入できると考察された。ただし,永続性については,本実証試験では未検討で,今後検討が必要である。

シソーラス用語： 牧草 ,  *イネ科 ,  *イネ科牧草 ,  *新品種 ,  用地 ,  評価 ,  計画 ,  *耐湿性 ,  作物収量
準シソーラス用語： *フェストロリウム ,  *耕作放棄地 ,  *適性評価 ,  導入計画

分類 (1件)： 飼料作物,草地  (FC03050J)

引用文献 (16件)：

• Abe A, Hori S, Kameoka K (1979) Application of enzymatic analysis with gluco-amylase, pronase and cellulase to various feeds for cattle. J Anim Sci 48 : 1483-1490
• 荒川明・杉田伸一・水野和彦・矢作久嗣・内山和宏・小松敏憲・廣井清貞・水上優子・神戸三智雄(2006)収量性と病害抵抗性に優れるオーチャードグラス新品種「まきばたろう」.農業・食品産業技術総合研究機構,つくば, http://www.naro.affrc.go.jp/project/results/laboratory/nilgs/2006/nilgs06-01.html[2013年11月20日参照]
• 有門博樹(1964)通気組織系の発達と作物の耐湿性との関係第13報 イタリアン・ライグラスとエン麦の耐湿性の差異.日作紀32:353-357
• 自給飼料利用研究会(編)(2009)三訂版粗飼料の品質評価ガイドブック.日本草地畜産種子協会,東京,p1-195
• 笠原加洋子・佐野晃・広田秀憲(1990)湛水処理の相違が牧草類の出芽および生育に及ぼす影響.日草誌36(別):109-110

タイトルに関連する用語 (7件)： 地域 ,  フェストロリウム ,  品種 ,  耕作放棄 ,  水田 ,  跡地 ,  適性