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J-GLOBAL ID：201402225320383858   整理番号：14A1506447

マルチモードパイエルス状態における磁壁

Domain Wall in Multimode Peierls State

著者 (2件)： MATSUMOTO Yuki (Osaka City Univ., Osaka, JPN) ,  TERAI Akira (Osaka City Univ., Osaka, JPN)
資料名： Journal of the Physical Society of Japan  (Journal of the Physical Society of Japan)
巻： 83  号： 11  ページ： 114705.1-114705.9  発行年： 2014年11月15日 
JST資料番号： G0509A  ISSN： 0031-9015  CODEN： JUPSA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： マルチモードパイエルス(MMP)格子歪みの一次元不整合としての磁壁を,半分満たされた電子バンドを有する正方格子に一般化したSu-Schrieffer-Heegerモデルに基づいて数値的に調べた。磁壁を形成するために,正方格子の線計寸法によって上向きスピンの全電子数は下向きスピン電子数よりも多いスピン励起を考えた。余分なスピンが磁壁に局在して,局在化された波動関数はゼロエネルギーを有するミッドギャップバンドを形成する。局在化された波動関数は,グラフェンナノリボンにおけるエッジ状態と同様に解析的に構成された。MMP歪みパターンに対し様々な向きの磁壁の局在化した状態の性質が解明した。全方位ゼロエネルギー状態の数はディラック電子系において確立した指数定理を満たす。さらに,磁壁に対する相関効果を,電子-格子モデルに対しオンサイト及び最近接クーロン相互作用を導入することによって研究された。これにより,磁壁の生成エネルギーはによる電子-電子相互作用により減少することが明らかとなった。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *不安定性 ,  *磁壁 ,  *格子歪 ,  状態 ,  電子-フォノン相互作用 ,  e-e相互作用 ,  スピン状態
準シソーラス用語： *Peierls不安定性 ,  電子-格子相互作用 ,  電子-電子相互作用

分類 (2件)： 磁区・磁化過程一般  (BM06111M) ,  ポーラロン,電子-フォノン相互作用  (BM02130P)

引用文献 (18件)：

• S. Katayama, A. Kobayashi, and Y. Suzumura, J. Phys. Soc. Jpn. 75, 023708 (2006).
• S. Katayama, A. Kobayashi, and Y. Suzumura, J. Phys. Soc. Jpn. 75, 054705 (2006).
• Y. Hatsugai, Phys. Rev. Lett. 71, 3697 (1993).
• Y. Hatsugai, T. Fukui, and H. Aoki, Phys. Rev. B 74, 205414 (2006).
• M. Fujita, K. Wakabayashi, K. Nakada, and K. Kusakabe, J. Phys. Soc. Jpn. 65, 1920 (1996).

タイトルに関連する用語 (1件)： 磁壁