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J-GLOBAL ID:201402225786287247   整理番号:14A0250892

子宮頸がんにおけるゲノム変化の全貌

Landscape of genomic alterations in cervical carcinomas
著者 (40件):
資料名:
巻: 506  号: 7488  ページ: 371-375  発行年: 2014年02月20日 
JST資料番号: D0193B  ISSN: 0028-0836  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 短報  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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子宮頸がんは,全世界で女性のがんによる死亡の10~15%の原因となっている。子宮頸がんは,高リスク型ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染が原因となることがよく知られている。また以前の研究では,子宮頸がんの発生には,PIK3CA,PTEN,TP53,STK11,KRASの体細胞変異や,いくつかのコピー数変化が関連することが報告されている。本研究では,115対の子宮頸がん-正常組織サンプルの全エキソーム塩基配列解析と,79例のトランスクリプトーム塩基配列解読,そして14対のがん-正常組織の全ゲノム塩基配列解読について報告する。79例の原発性扁平上皮がんで,MAPK1遺伝子に頻発するE322K置換(8%),HLA-B遺伝子の不活性化変異(9%),およびEP300(16%),FBXW7(15%),NFE2L2(4%),TP53(5%),ERBB2(6%)における変異など,これまでに知られていなかった体細胞変異が見つかった。また,24例の腺がんで,ELF3(13%)とCBFB(8%)の体細胞変異が見られた。扁平上皮がんでは腺がんよりも,チミンが前にあるシトシン(Tp*C箇所)に体細胞性の塩基置換が多く見られる。HPV組み込み箇所の遺伝子発現レベルは,その部位にHPV組み込みのない腫瘍の同じ遺伝子の発現と比較して,挿入のある腫瘍の方が統計学的に有意に高かった。これらの結果は,子宮頸がんに見られる複数の頻発性ゲノム変化を明らかにしており,新たな治療戦略を示唆している。Copyright Nature Publishing Group 2014
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分類 (3件):
分類
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臨床腫よう学一般  ,  女性生殖器と胎児の腫よう  ,  遺伝的変異 
タイトルに関連する用語 (2件):
タイトルに関連する用語
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