文献
J-GLOBAL ID:201402225968169797   整理番号:14A1386471

包括的プロテオーム定量はNgBRが乳腺腫瘍細胞の上皮間葉転換の新たな調節因子であることを明らかにする

Comprehensive proteome quantification reveals NgBR as a new regulator for epithelial-mesenchymal transition of breast tumor cells
著者 (14件):
資料名:
巻: 112  ページ: 38-52  発行年: 2015年01月01日 
JST資料番号: T0073A  ISSN: 1874-3919  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
Nogo-B受容体(NgBR)は,I型受容体で,特異的にリガンドNogo-Bと結合する。著者らは以前,NgBRが,ヒト乳腺浸潤性管がんで高度に発現していることを示した。ここでは,レンチウイルスを介するshRNA法を用いたNgBRのノックダウン後,MDA-MB-231乳腺腫瘍細胞におけるタンパク質発現プロフィールの変化を調べるために,NgBRノックダウンMDA-MB-231乳腺腫瘍細胞,およびNgBR非ノックダウンMDA-MB-231乳腺腫瘍細胞の包括的プロテオームの定量を行った。うまく定量された合計1771のタンパク質の中で,994のタンパク質が,2つの生物学的複製物についてRSD<50%で定量された。NgBRノックダウンMDA-MB-231乳腺腫瘍細胞では,例えば,間葉細胞の良く知られたマーカー,ビメンチンとS100A4,および幹細胞性指標,CD44などのタンパク質を含む122のタンパク質が有意に下方調節された。ビメンチン,S100A4,およびCD44タンパク質発現レベルの減少は,ウエスタンブロット分析によってさらに確認した。MDA-MB-231細胞は,間葉系表現型を示す典型的乳腺浸潤性管がん細胞である。細胞形態分析により,MDA-MB-231細胞のNgBRノックダウンは,上皮間葉転換(EMT)の可逆性をもたらすことがわかった。EMTは,乳がん転移に関係する主要なメカニズムである。さらにまた,MCF-7細胞のNgBRノックダウンは,形態変化,およびEカドヘリン細胞間結合の染色,ならびにビメンチンの発現低下から,TGF-β誘導EMTプロセスを有意に妨げることが示された。Copyright 2014 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
基礎腫よう学一般  ,  細胞生理一般  ,  遺伝子発現 

前のページに戻る