抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
量子暗号の実装の安全性向上に向けた,理論と装置のギャップを埋める試みについて解説した。量子暗号はすでに製品化されており,物理学理論によりその安全性は保証されている筈だが,今も安全性向上にむけた研究は続いている。その最大の理由は,安全性証明に使われる数学モデルと実際の暗号装置との間にギャップが存在することである。これまでにも,安全性証明の理論は進展し,このギャップを埋める方法が提案されてきたが,今もそうしたギャップを埋める取組は続いている。そのような取組として,有限長解析や安全性ループホールの解析がある。本稿では,このような新たな要素を考慮した量子暗号の安全性について概説した。