抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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従来,標準モデルにおいてstaticな仮定の下で安全性が証明されているleakage resilient IDベース暗号方(IBE)のleakage rateは,1/3-o(1)であった。また,leakage resilient内積暗号方式(IPE)は,そもそも知られていなかった。これに対し,Kurosawa and Phongは,leakage rateが1-3/2l-o(1)となるleakage resilient IBEとleakage resilient IPEを構成した。パラメータl≧3を大きくするとleakage rateは1-o(1)となる。また,安全性は,標準モデルにおいてdecision linear仮定(DLIN仮定)の下で証明されている。本研究では,まず,Kurosawa and PhongのIBEとIPEについて,位数が7のペアリンググループに関する数値例を構成した。次に,位数が160ビットのペアリンググループ上で実装した場合の計算速度を測定した。本稿では,それらの結果について報告する。(著者抄録)