抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本研究は,地方都市において多く整備されるようになってきた公共複合施設の計画的な与条件の一つとなる典型的な施設を構成する諸室の利用パターンを明らかにするための資料として,既存の施設における利用パターン内容について分析することを目的としたものである。調査対象とした施設は,広島県と岡山県にあつ延べ床面積1000から1500平米の公共図書館の内,市役所支所や生涯学習センタ・公民館,福祉・保健施設などに代表される市民利用施設を見つけ,そのうち玄関ホールを供用する施設を5つ選び調査した。そして地方都市の図書館を核として整備された複合施設を対象として,諸室利用パターンを明らかにするためにクラスター分析により類型化をおこなった。対象とした施設内に整備されている諸室内容は,社会教育分野の施設・諸室,福祉系の諸室をもつ施設,庁舎・支所等が配置された施設といった特長があったが,どの施設においても図書館の利用が高くなってきており,施設利用の核となっていることが理解できたとしている。