抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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インターネット上を流れるトラヒックのかなりの部分を占めているコンテンツ配信は,CDNなどの技術により,コンテンツがどこから転送されているのかには全く関心がない形でのコンテンツオリエンテッドなサービスとして展開されている。コンテンツ流通を支えるインフラであるインターネットは,ホスト間通信を基本としたロケーションオリエンテッドなアーキテクチャを用いている。このように,ユーザに展開されているコンテンツ配信サービスはコンテンツオリエンテッドなものであり,その下の情報転送基盤としてのインターネットはロケーションオリエンテッドな設計となっており,両者に乖離がみられている。ネットワークアーキテクチャをコンテンツオリエンテッドなものとし,この乖離を解決しようとする取り組みとして,コンテンツオリエンテッドネットワークの研究が近年活発となっている。本稿では,このコンテンツオリエンテッドネットワークの最新研究動向について,そのアーキテクチャとして代用的なNDN(Named Data Networking)を紹介したのちに,ルータやキャッシュに関する興味深いアプローチを紹介する。(著者抄録)