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J-GLOBAL ID：201402227749804080   整理番号：14A0947361

堆肥化処理による放射能汚染牧草サイレージの減量化

Use of Composting to Reduce the Amount of Grass Silage Contaminated by Radioactive Cesium

著者 (4件)： 阿部佳之 (農業・食品産業技術総合研究機構 畜産草地研) ,  小島陽一郎 (農業・食品産業技術総合研究機構 畜産草地研) ,  井上秀彦 (農業・食品産業技術総合研究機構 畜産草地研) ,  天羽弘一 (農業・食品産業技術総合研究機構 畜産草地研)
資料名： 農業食料工学会誌  (Journal of the Japanese Society of Agricultural Machinery and Food Engineers)
巻： 76  号： 2  ページ： 187-194  発行年： 2014年03月01日 
JST資料番号： G0975A  ISSN： 2188-224X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 放射能汚染牧草の一時保管や高次処理の負担を軽減するために,堆肥化処理を利用した汚染牧草サイレージの減量化を検討した。吸引通気方式で汚染牧草サイレージに強制通気を行った場合,堆肥化初期の発酵温度やpHの立ち上がりは低調であったが,中盤以降は発酵熱による乾燥が進み,加水が必要なほどに堆肥化反応が活発であった。強制通気せずに堆積した場合も含めて,10週間での有機物分解率は53~69%であり,17MJ/kgDMの高位発熱量(低位発熱量推定値で5.5~11MJ/kgDM)が堆肥中に残存した。強制通気の排気中および堆肥化試験装置周辺空気の放射性セシウム濃度は検出限界以下であった。(著者抄録)

シソーラス用語： *堆肥化 ,  *放射能汚染 ,  放射性同位体 ,  放射能除染 ,  サイレージ ,  *廃棄物減量化 ,  *汚染物質 ,  *原子炉事故 ,  対策 ,  貯蔵 ,  保管
準シソーラス用語： 事後対策 ,  放射能廃棄物保管

分類 (3件)： その他の汚染原因物質  (SB05040W) ,  産業廃棄物処理  (SC05040Z) ,  社会問題  (MA01070S)

引用文献 (14件)：

• 阿部佳之,福重直輝,伊藤信雄,加茂幹男,2003a.吸引通気式堆肥化処理技術の開発(第1報).農業施設,33 (4),39-45.
• 阿部佳之,福重直輝,伊藤信雄,加茂幹男,2003b.吸引通気式堆肥化処理技術の開発(第2報).農業施設,34 (1),21-30.
• 天羽弘一,阿部佳之,小島陽一郎,井上秀彦,2012.放射能汚染堆肥の切り返し作業時における放射線被曝量測定事例.農作業研究,47(別1),117-118.
• 藤田賢二,贄田義朗,北脇秀敏,1985.コンポスト化過程とpH.都市と廃棄物,15 (4),31-39.
• JIS Z 7302-2 : 2009.廃棄物固形化燃料-第2部 発熱量試験方法.

タイトルに関連する用語 (4件)： 堆肥化 ,  放射能汚染 ,  牧草サイレージ ,  減量化