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J-GLOBAL ID：201402228186373459   整理番号：14A1234461

熱可塑性スタンパブルシートの製造法の開発

著者 (6件)： 石田応輔 (金沢工大) ,  奥村航 (石川県工試) ,  斉藤博嗣 (金沢工大) ,  木水貢 (石川県工試) ,  鵜澤潔 (金沢工大) ,  金原勲 (金沢工大)
資料名： 強化プラスチックス  (Reinforced Plastics)
巻： 60  号： 10  ページ： 434-437  発行年： 2014年10月23日 
JST資料番号： G0309A  ISSN： 0452-9685  CODEN： KYPUA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： CFRTPスタンパブルシートの製造にあたっては,炭素繊維への樹脂含浸の難しさがネックである。PA6の溶媒としてMeOH/CaCl₂を用いる方法を述べた。炭素繊維平織物をPA溶液に浸漬し,乾燥後水洗して残存するCaCl₂を除去した(Aタイプ,PA付着量約25v/v%)。また含浸操作を3回繰り返して付着量を約105v/v%にしたBタイプの2種類を作成した。なおAタイプではCaおよびCl元素は残存しなかったが,回数の多いBタイプでは十分洗浄できずCaおよびClが残存していた。試験試料として炭素繊維織物とPAフィルムとの交互積層品(試料1),Aタイプの含浸織物とPAフィルムとの積層品(試料2),Bタイプのみの積層品(試料3)の3種をプレス成形した。試料1では断面に多くのボイドが見られたが,試料2,3では少なかった。試料2,3の曲げ強度は試料1に比べて5倍くらい高くなった。シャルビー衝撃試験は試料2が最も高く,次いで試料3,1の順となった。

シソーラス用語： *繊維強化熱可塑性プラスチック ,  炭素繊維 ,  ナイロン6 ,  含浸 ,  *強化プラスチック成形 ,  衝撃強さ ,  製造原価 ,  曲げ強さ ,  *プラスチックシート ,  成形性 ,  塩化カルシウム ,  布 ,  体積率 ,  脂肪族アルコール
準シソーラス用語： *スタンパブルシート ,  プレス成形 ,  炭素繊維強化熱可塑性プラスチック ,  炭素繊維布

分類 (1件)： 強化プラスチックの成形  (YH04060J)

物質索引 (1件)： メタノール

引用文献 (3件)：

• J. Takahashi, K. Uzawa, T. Matsuo and Y. Yamane Proceedings of ITHEC conference, 2012
• A.G. Gibson and J.-A. Manson Composites Manufacturing, Vol.3, No.4, pp.223-232, 1992
• H. Yamamoto, S. Araki, Y. Nagano, K. Mizuta, T. Huruike and H. Tamura, Kagaku Kogaku Ronbunshu, Vol. 39, No.3, pp.238-243, 2013

タイトルに関連する用語 (3件)： 熱可塑性 ,  製造法 ,  開発