文献
J-GLOBAL ID:201402229145503743   整理番号:14A0131626

サイトカイニンシグナル伝達が関わる阻害的な場が,葉序にロバスト性をもたらす

Cytokinin signalling inhibitory fields provide robustness to phyllotaxis
著者 (24件):
資料名:
巻: 505  号: 7483  ページ: 417-421  発行年: 2014年01月16日 
JST資料番号: D0193B  ISSN: 0028-0836  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
生物系が再現可能なパターンを極めて正確に作り出す仕組みは,科学における重要な疑問の1つである。茎頂分裂組織(SAM)は,植物で組織を作り出すように特化した地上部器官であり,この疑問の解明に適した発生系である。SAMでは,定期的に特異的な空間的位置で器官形成が始まり,この時空間パターンが葉序を決定する。器官形成を引き起こすのは植物ホルモンのオーキシンの蓄積である。一方,器官の周辺でオーキシンが欠乏すると阻害的な場が生じ,これだけで器官形成パターンとその動態を維持するのに十分であると考えられている。今回我々は,ホルモンが関わる阻害的な場で,これとは別種のものが存在し,葉序パターンの調節に関与していることを明らかにした。この阻害的な場は,サイトカイニンシグナル伝達の阻害因子ARABIDOPSIS HISTIDINE PHOSPHOTRANSFER PROTEIN6(AHP6)の細胞間移動によって,オーキシンの下流に直接生じる。AHP6が関わる阻害的な場は,分裂組織中にサイトカイニンシグナル伝達のパターンを確立し,これが器官形成開始の時間的順序を決めることによって,葉序のロバスト性に寄与している。これらの知見は,SAMでの反復構造形成を時間的に正確に達成するには,ホルモンが関わる阻害的な場が1種類だけではなく,2種類必要である可能性を示しており,動的な発生系にロバスト性を付与する独自の機構を示している。Copyright Nature Publishing Group 2014
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (1件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
植物ホルモン 

前のページに戻る