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J-GLOBAL ID：201402229520972586   整理番号：14A0947349

光学式選別機を組み込んだ小麦の効率的な調製体系

Effective Sorting System for Wheat Grain Using an Optical Sorter

著者 (2件)： 原圭祐 (北海道総合研究機構 十勝農試) ,  稲野一郎 (北海道総合研究機構 中央農試)
資料名： 農業食料工学会誌  (Journal of the Japanese Society of Agricultural Machinery and Food Engineers)
巻： 76  号： 1  ページ： 92-98  発行年： 2014年01月01日 
JST資料番号： G0975A  ISSN： 2188-224X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 農産物規格規定の改正により,規格内小麦に許容される赤かび粒の混入率が厳しくなったことから,現状の調製体系では製品歩留が低下する。このため,赤かび粒を効果的に選別し,製品歩留を向上させるために光学式選別機の適応性を検討した。その結果,赤かび粒は整粒に比較して近赤外波長域の透過率が小さいため,近赤外センサを搭載した光学式選別機により選別可能であることが分かった。光学式選別機の赤かび粒選別特性を考慮して開発した比重選別機における中間品の再選別工程に光学式選別機を組込む体系は,製品歩留向上に有効であった。(著者抄録)

シソーラス用語： *コムギ ,  *選別器 ,  分類装置 ,  *調製 ,  穀類製品 ,  *食品汚染 ,  *被害粒 ,  近赤外分光分析 ,  赤かび病 ,  マイコトキシン ,  脂環式化合物 ,  スピロ化合物 ,  酸素複素環化合物 ,  架橋化合物 ,  エノン ,  ポリオール
準シソーラス用語： 材料調製 ,  近赤外線分光法 ,  黴毒

分類 (3件)： 収穫・調製用機械  (FB03030K) ,  食品の汚染  (FJ01053P) ,  穀類とその製品一般  (FJ04010T)

物質索引 (1件)： デオキシニバレノール

引用文献 (12件)：

• Delwiche, S.R., 2003. Classification of scab- and other mold-damaged wheat kernels by near-infrared reflectance spectroscopy. Transactions of the ASAE, 46, 731-738.
• Delwiche, S.R., and Hareland, G.A., 2004. Detection of scab-damaged hard red spring wheat kernels by near-infrared reflectance. Cereal Chemistry, 81 (5), 643-649.
• Dowell, F.E., Ram, M.S., and Seitz, L.M., 1999. Predicting scab, vomitoxin, and ergosterol in single wheat kernels using near-infrared spectroscopy. Cereal Chemistry, 76, 573-576.
• 原 圭祐,角野晶太,小澤 徹,2009.小麦比重選別におけるデオキシニバレノール濃度と赤かび粒率の関係および貯蔵中のデオキシニバレノール濃度.北海道立試験場集報告,94, 95-99.
• 庵 英俊,正垣貴久,2006.デオキシニバレノール暫定基準値設定に対する生産現場での対応状況.マイコトキシン,56, 37-42.

タイトルに関連する用語 (5件)： 光学 ,  選別機 ,  小麦 ,  調製 ,  体系