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J-GLOBAL ID：201402229882225207   整理番号：14A0156063

セミフローティング支持方式におけるピストンピン打音研究(第1報)-潤滑油挙動可視化-

Piston Pin Noise Analysis of Press Fit Type Piston (Semi-floating System) (First Report)-Visualization of Oil Behavior-

著者 (2件)： 近藤孝 (本田技研) ,  西川智博 (本田技研)
資料名： 自動車技術会論文集  (Transactions of Society of Automotive Engineers of Japan)
巻： 45  号： 1  ページ： 15-22  発行年： 2014年01月25日 
JST資料番号： S0826A  ISSN： 0287-8321  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ガソリンエンジンのピストン支持方式に関し,ピストンピン打音が発生しやすいセミフローティング方式の打音の改善について検討した。ピストンピン打音と潤滑との関係について,CAEや可視化などを用いることで,潤滑油挙動について調べた。直列4シリンダ,ポート噴射,行程容積1497ccを用いて実験を行った。ピストンはアルミ合金,ピストンピンは鋼製で,線熱膨張係数差により,熱間時にクリアランスが広がって,ピストンピン打音が出やすい。ピン打音が発生しているエンジンでは,ピストンのサイドリリーフ付近からの潤滑油流出が確認された。ピストンピン裏を伝わる潤滑油はすべてがピン穴に取り込まれていないことがわかった。

シソーラス用語： ガソリン機関 ,  ピストン ,  *ピストンピン ,  騒音 ,  *潤滑油 ,  可視化 ,  膜 ,  流速計 ,  粒子追跡流速測定 ,  CAE【計算機】 ,  鋼 ,  *弾性流体潤滑
準シソーラス用語： PTV【流速計】 ,  セミフローティング支持方式 ,  潤滑特性 ,  *打音 ,  油膜

分類 (1件)： 火花点火機関  (PB02020C)

引用文献 (7件)：

• (1) 能村幸介,岡田義裕:聴覚特性を考慮した自動車音質評価手法,Honda R&D Technical Review,Vol.9,p.131-139(1997)
• (2)瀧口雅章,青木佑介,安西新市:ピンボス軸受の潤滑状態とピン打音の関係,自動車技術会学術講演会前刷集,No.50-02,p.5-8(2002)
• (3) 河野佳介,末誠一,石田博之:ピストンピン軸受部打音の実験的メカニズム解析,自動車技術会学術講演会前刷集,No.148-08,p.5-10(2008)
• (4) 神谷満好,小林利彰,嶽和秀,高橋幸敬,三原雄司,染谷常雄:ピストン打音発生時のピストンスカート面圧測定,Honda R&D Technical Review,Vol.19,No.1,p.149-155(2007)
• (5) 臼井美幸樹,村山克己,佐藤和希,吉田秀樹:ピストンリング周りのオイル流れと可視化観察に関する研究,自動車技術会学術講演会前刷集,No.7-06,p.5-8(2006)

タイトルに関連する用語 (7件)： セミ ,  支持 ,  ピストンピン ,  研究 ,  潤滑 ,  挙動 ,  可視化