文献

J-GLOBAL ID：201402229907799742   整理番号：14A0061518

マウスにおいて酸化セリウムナノ粒子の短期間生体内分布:脳実質に焦点を当てる

Short-Term Biodistribution of Cerium Oxide Nanoparticles in Mice: Focus on Brain Parenchyma

著者 (8件)： PORTIOLI Corinne (Univ. Verona, Verona, ITA) ,  BENATI Donatella (Univ. Verona, Verona, ITA) ,  PII Youry (Univ. Verona, Verona, ITA) ,  BERNARDI Paolo (Univ. Verona, Verona, ITA) ,  CRUCIANELLI Marcello (Univ. L’Aquila, L’Aquila, ITA) ,  SANTUCCI Sandro (Univ. L’Aquila, L’Aquila, ITA) ,  BENTIVOGLIO Marina (Univ. Verona, Verona, ITA) ,  PASSACANTANDO Maurizio (Univ. L’Aquila, L’Aquila, ITA)
資料名： Nanoscience and Nanotechnology Letters  (Nanoscience and Nanotechnology Letters)
巻： 5  号： 11  ページ： 1174-1181  発行年： 2013年11月 
JST資料番号： W2373A  ISSN： 1941-4900  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 酸化セリウムナノ粒子であるナノセリアは抗酸化特性及び神経防護作用により神経疾患に対するドラッグデリバリーデバイス及び治療ツールとして提案されている。然しながらin vivoで血液脳関門を通したナノセリアの通過は明確に示されていない。脾臓,肝臓,肺,腎臓及び脳において10nmナノセリアの分布を試験した。フルオレセインイソチオシアナート共役ナノセリアは共焦点顕微鏡,プラズマ顕微鏡,及び走査電子顕微鏡にて分析した。これらの方法にて肝臓及び脾臓で大量のナノセリアの蓄積を認め,腎臓及び肺で沈積し,これら組織での病原性を認めなかった。脳において,共焦点顕微鏡において実質への蛍光ナノセリアの僅かな貫通,及び星状細胞活性化を認めた。脳の皮質,空間又は凝集体において電子密度の高いナノセリア様粒子の出現を超構造研究により確認した。これらの結果は脳実質へのナノセリアの侵入を示す新規な知見に寄与した。

シソーラス用語： *酸化セリウム ,  生体内分布 ,  マウス ,  ナノ粒子 ,  *柔組織 ,  *脳 ,  *ドラッグデリバリーシステム ,  血液脳関門 ,  星状細胞 ,  酸化防止 ,  保護作用 ,  薬理作用 ,  神経系疾患 ,  in vivo実験 ,  共焦点顕微鏡 ,  走査電子顕微鏡 ,  蛍光 ,  ラクトン ,  スピロ化合物 ,  フェノール類 ,  無機酸エステル ,  有機硫黄化合物 ,  芳香族縮合化合物 ,  有機シアン化合物
準シソーラス用語： ドラッグデリバリー ,  抗酸化特性 ,  細胞活性化 ,  神経疾患 ,  神経防護作用 ,  *脳実質

分類 (3件)： 生物薬剤学(基礎)  (GY01021U) ,  薬物の研究法  (GV01020U) ,  神経系一般  (EJ12010J)

物質索引 (1件)： フルオレセインイソチオシアナート

タイトルに関連する用語 (7件)： マウス ,  酸化セリウム ,  ナノ粒子 ,  短期間 ,  生体内分布 ,  脳実質 ,  焦点