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J-GLOBAL ID:201402229995446277   整理番号:14A0273341

穿孔テープ表皮剥離(PED): Arabidopsis葉の特異的領域からの果表皮の分離に関する簡単で迅速な方法

Perforated-tape Epidermal Detachment (PED): A simple and rapid method for isolating epidermal peels from specific areas of Arabidopsis leaves
著者 (3件):
資料名:
巻: 30  号:ページ: 497-502 (J-STAGE)  発行年: 2013年 
JST資料番号: L0316A  ISSN: 1342-4580  CODEN: PLBIF6  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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葉表皮気孔は高等植物のガス交換と蒸散において,中心的役割を果たした。気孔開閉の調節機構と気孔形態形成について,集中的に研究した。このような研究は,顕微鏡下で気孔の詳細な観察用に剥離した表皮細胞層(「果皮」)の採取を必要とした。しかし,果表皮の調製と取り扱い(すなわち,あるレベルの技術)に関して従来の技術に対する欠点を有するか,または装置(例えばワーリングブレンダー)を必要とした。本論文において,著者らは穿孔テープ表皮剥離(PED)と呼ばれる果表皮の調製に関する簡単で迅速な方法を提示した。PEDに関して,時間テープをArabidopsis葉の葉表皮に付着させて,小さな穴で穿孔されたスコッチテープを用いて,葉表皮層を剥離した。スコッチテープはそこでこの剥離表皮層を被覆しないので,穴内部域は顕微鏡観察用に好適であった。PEDを用いて,タバコとマメ科植物葉から果表皮を調製することができた。従来の混合機法に対するPEDの大きな利点は,PEDで調製した表皮細胞がほとんど損傷を受けないということであり,著者らはPEDを用いて,青色光と外部印加ABAに対する気孔応答の生理学的分析用の材料を得ることができることを実証した。著者らは,PEDが生理学的研究用としての表皮細胞層の調製にとって適切であると考察した。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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植物学研究法  ,  発生,成長,分化 
引用文献 (21件):
  • Allen GJ, Kuchitsu K, Chu SP, Murata Y, Schroeder JI (1999) Arabidopsis abi1-1 and abi2-1 phosphatase mutations reduce abscisic acid-induced cytoplasmic calcium rises in guard cells. Plant Cell 11: 1785–1798
  • Baker JC, Mock MN (1994) An improved method for monitoring cell death in cell suspension and leaf disc assays using evans blue. Plant Cell Tissue Organ Cult 39: 7–12
  • Doi M, Shimazaki K (2008) The stomata of the fern Adiantum capillus-veneris do not respond to CO2 in the dark and open by photosynthesis in guard cells. Plant Physiol 147: 922–930
  • Finkelstein RR, Gampala SS, Rock CD (2002) Abscisic acid signaling in seeds and seedlings. Plant Cell 14(Suppl): S15–S45
  • Hayashi M, Inoue S, Takahashi K, Kinoshita T (2011) Immunohistochemical detection of blue light-induced phosphorylation of the plasma membrane H+-ATPase in stomatal guard cells. Plant Cell Physiol 52: 1238–1248
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