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J-GLOBAL ID:201402230206320068   整理番号:14A0147136

食餌は,ヒトの腸内微生物叢を迅速に高い再現性をもって変化させる

Diet rapidly and reproducibly alters the human gut microbiome
著者 (13件):
資料名:
巻: 505  号: 7484  ページ: 559-563  発行年: 2014年01月23日 
JST資料番号: D0193B  ISSN: 0028-0836  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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長期的な食物摂取は,ヒトの腸内に生息する数兆もの微生物の構成や活動に影響を及ぼすが,ヒトの腸内微生物叢が,多量栄養素の短期的変化にどれくらい迅速に,高い再現性をもって応答するかは,よく分かっていない。今回我々は,完全に動物性食品あるいは植物性食品だけからなる食餌を短期間摂取すると腸内微生物叢の構成が変化し,微生物遺伝子発現の個体間の差が見られなくなることを明らかにする。動物性の食餌では,胆汁耐性の微生物(Alistipes,Bilophila,Bacteroides)が増加し,植物性多糖類を代謝するファーミキューテス門の細菌(Roseburia,Eubacterium rectale,Ruminococcus bromii)が減少した。微生物活性は,草食性哺乳類と肉食性哺乳類の違いを映し出していて,炭水化物とタンパク質の発酵のトレードオフを反映している。どちらの食餌の場合も,細菌,真菌,そしてウイルスをも含む,食物由来の微生物が一時的に腸管に生着していた。また,動物性の食餌の場合にはBilophila wadsworthiaの数が増加し活性が上昇したことから,食餌中の脂肪,胆汁酸と炎症性腸疾患の引き金となる微生物の増殖との間の関連が裏付けられた。総合すると,これらの結果は腸内微生物叢が食餌の変化に応じて迅速に変化することを明らかにしており,この能力がヒトの多様な食生活を助けている可能性がある。Copyright Nature Publishing Group 2014
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分類 (2件):
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微生物の生態  ,  遺伝子発現 
タイトルに関連する用語 (4件):
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