抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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gbscs5と呼ばれる解像度5分の海底地形データを南シナ海の水深200m以浅の大陸棚領域に関して海図,電子海図,そして航路の音響データをもとにコンパイルした。新しいデータセットと既存のデータセット(etopo5,etopo1,gebco08)の比較を通して,誤った音響データや水深の単位の変換ミスに由来する人為的な特徴の存在を含むそれぞれのデータセットの特徴をそれぞれのデータセットに関して記録した。gebco08の海底地形の大陸棚縁辺に沿って観測された小スケールの地形的特徴は調査ラインの境界であって高次の内挿スキームを適用した時に発生する疑似の形状の様なものであることが見出された。異なる海底地形で行った潮汐シミュレーションからは,新しくコンパイルされたデータセットでは既存の地形データセットの時よりも観測値との偏差が小さくなった。一方で,本研究では4つのデータセット全てが特定の沿岸域へ適用した潮汐モデルの結果を扱う場合に注意が必要であるが,南シナ海の総合的な潮汐の特徴の推定に適していることも明らかにした。(翻訳著者抄録)