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J-GLOBAL ID:201402230381267374   整理番号:14A1467154

沖縄県のキク圃場で発生するクロゲハナアザミウマに対する各種薬剤の殺虫効果

Effects of Several Commercial Pesticides on the Survival of Thrips nigropilosus (Thysanoptera: Thripidae) Infesting Chrysanthemum in Okinawa Prefecture.
著者 (3件):
資料名:
巻: 58  号:ページ: 275-279 (J-STAGE)  発行年: 2014年 
JST資料番号: F0918A  ISSN: 0021-4914  CODEN: NIPTAR  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 短報  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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キクの主要産地である沖縄県では,アザミウマ類による葉の被害が問題となっており,圃場においては8種のアザミウマ類の発生が確認されている。この中で,葉に寄生する種としては,クロゲハナアザミウマ(Thrips nigropilosus)が他種に比べ圧倒的な高頻度で発生しているが,薬剤の効果に関する情報はごく限られている。そこで,クロゲハナアザミウマの防除に有効な薬剤を探索する目的で,沖縄県のキク圃場で発生している本種個体群を対象に,キクに適用のある18薬剤の殺虫効果を調べた。糸満市真栄里(沖縄本島)と久米島町比嘉(久米島)の露地キク圃場からアザミウマ類の成虫と幼虫を採集し,18種類の試験薬剤を浸漬したキクのリーフディスクを用いて,2個体群の死亡率を求めた。その結果,供試した18剤のうち9剤が,2個体群の雌成虫と幼虫の双方に対して補正死亡率90%以上の高い殺虫効果を示し,その他の剤については,マラソンとチアメトキサムを除けば,2個体群のいずれにおいても雌成虫または幼虫で補正死亡率70%以上の中程度以上の殺虫効果がみられ,本種に対する薬剤の殺虫効果は総じて高いことが明らかになった。しかし,アセフェート,アクリナトリン,ビフェントリンおよびチアメトキサムの殺虫効果は,クロゲハナアザミウマの個体群間で差異が認められ,これら薬剤に対する抵抗性発達が示唆された。今後はより多数の個体群を調べることにより,これらの剤に対する感受性変異の実態を農薬の使用履歴と合わせて把握する必要性が明らかになった。
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分類 (4件):
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花き・花木  ,  昆虫・ダニによる植物被害  ,  化学的防除  ,  害虫に対する農薬 
物質索引 (13件):
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タイトルに関連する用語 (5件):
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