抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本稿では,パキスタン北部地域ゴジャール地区フセイニ村を事例に,カラコラム高速道路(KKH)の開通前の地域構造が,この開通後,そして堰止湖の出現などから,どのように変化してきたのかについて,2012年8月のIGU,2012年10月のGlobal land Project,2013年8月のIGUなどの報告を踏まえて明らかにする。フセイニ村は,三つの場所を所有しているが,根本的な有機的関係性には変化がみられないものの,近代化と商品・貨幣経済の市場経済化の浸透,KKHの存在,堰止湖の出現などから,この関係性は微妙になりつつある。この三つの場所の有機的関係性を保持し,村の持続的発展にどのように繋げるかが,大きな課題になりつつある。