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J-GLOBAL ID：201402230560556052   整理番号：14A1114201

切削加工における凝着や構成刃先の利用

著者 (1件)： 井原透 (中央大 理工)
資料名： 機械の研究  (Science of Machine)
巻： 66  号： 10  ページ： 825-832  発行年： 2014年10月01日 
JST資料番号： F0147A  ISSN： 0368-5713  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 通常トラブルであるとみなされる凝着・構成刃先の現象は,時には工具刃先を保護する役割を有するが,このような現象がどのような機構で生じるのかに関して試案を述べた。まず,工具/被削材界面で生じる滑り現象を被削材原子クラスター移動によるものと仮定した摩擦分力を生じる機構モデルを説明した。次に,同モデルを導いた運動方程式中の転位数が工具表面原子群の特定サイトにどの程度の確率で被削材原子クラスターが存在するかによって変化することから,温度の影響を考慮可能な摩擦分力のモデルについて述べた。最後に構成刃先の脱落について,クラスターの凝着理論と損傷力学を適用して凝着面積率と損傷面積率とを支配する発展方程式を導き,構成刃先脱落モデルについて説明した。

シソーラス用語： 付着 ,  *構成刃先 ,  刃先 ,  *工具 ,  保護 ,  界面 ,  滑り ,  クラスタ ,  モデル ,  運動方程式 ,  温度 ,  損傷力学 ,  比率 ,  発展方程式 ,  摩擦 ,  原子クラスタ ,  被削材
準シソーラス用語： *凝着 ,  *切削加工 ,  面積率 ,  摩擦分力 ,  *機構モデル

分類 (1件)： 切削一般  (QC02010V)

タイトルに関連する用語 (3件)： 切削加工 ,  凝着 ,  構成刃先