文献

J-GLOBAL ID：201402230649391006   整理番号：14A0440031

環境の化学汚染物質の発生原因としての農業および工業:有機汚染物質発生原因に関するレビュー

Agriculture and Industry as Potential Origins for Chemical Contamination in the Environment. A Review of the Potential Sources of Organic Contamination

著者 (1件)： WILSON Michael F. (Univ. Huddersfield, West Yorkshire, GBR)
資料名： Current Organic Chemistry  (Current Organic Chemistry)
巻： 17  号： 24  ページ： 2972-2975  発行年： 2013年12月 
JST資料番号： W1029A  ISSN： 1385-2728  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： 不明 (ARE)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 人間活動に伴う環境汚染の問題は,18および19世紀の産業革命以降急速に拡大したが,古代から存在した問題である。古代工業活動に伴う大気汚染の証拠が,紀元前約2000年のアッシリアおよびバビロニア文書に引用された環境保護を目的とした法規制に残されている。食品や水を含む自然環境は農業や工業からの汚染の対象となり得る。農業の分野においては大量の化学物質が使用されてきたが,1962年の「沈黙の春」出版後DDTの使用が禁止された。環境汚染の原因となる工業からの物質の例を挙げると,製紙工業からの芳香族炭化水素とエーテル,難燃材からの有機ハロゲン化合物,ナノテクノロジーからのナノ粒子,個人の清潔とヘルスケア工業からのシロキサン,合成香料,トリクロサン,フタル酸エステルおよび殺虫薬,自動車工業からの揮発分および埋め立て廃棄物,塗料工業からの揮発分および水圧破砕工法からの添加剤等がある。このレビューの目的は歴史的および現代の産業からの環境汚染源の概要を提供することである。

シソーラス用語： *環境汚染 ,  農業 ,  水圧破砕 ,  芳香族炭化水素 ,  エーテル ,  有機ハロゲン化合物 ,  ナノ粒子 ,  シロキサン ,  合成香料 ,  カルボン酸エステル ,  農薬 ,  揮発分 ,  埋立 ,  添加剤 ,  健康管理 ,  殺虫剤 ,  芳香族塩素化合物
準シソーラス用語： フタル酸エステル ,  ヘルスケア ,  *化学汚染物質 ,  殺虫薬 ,  人間活動 ,  難燃材

分類 (2件)： 環境汚染一般  (SB01000C) ,  汚染原因物質一般  (SB05010P)

物質索引 (2件)： DDT ,  トリクロサン

タイトルに関連する用語 (7件)： 環境 ,  化学汚染物質 ,  原因 ,  農業 ,  工業 ,  有機汚染物質 ,  レビュー