抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ISO2631-1:1997に準拠したコンパクトホイールローダ(CWL)のオペレータが体験する全身振動暴露(WBV)を評価した研究は限定的である。ISO2631-5:2004に関するものは存在しない。そこで本稿では,2つの標準を用いたWBV評価を実施し,その結果を比較した。標準サイズのCWLの座席/オペレータ接触面において,3軸加速度を測定した。振動測定は,10種の異なるオペレーション(V-cycle,多様な路面上での運転など)に関して実施した。CWLの通常作業を表現するために,7種のシナリオを提案した。これらのシナリオは,V-cycleや様々な距離の運転から構成される。ISO2631-1:1997に準じた評価の結果,振動ドーズ値(VDV)手法によって推定した6種のシナリオの許容日常暴露時間は8時間を超えなかった。純粋なV-cycle,およびV-cycleと低速運転の組合せに関して,ISO2631-1:1997に準じた許容日常暴露時間は,ISO2631-5:2004に準じて推定した同時間よりも短い。しかし,V-cycleと高速運転の組合せに関しては,ISO2631-1:1997に準じた許容日常暴露時間は,ISO2631-5:2004に準じて推定した同時間よりも長くなる。産業との関連:本研究では,ISO2631-1:1997およびISO2631-5:2004に準じて,CWLから生じるWBVが健康に与える影響を評価した。その評価の結果,ISO2631-5:2004における健康指針警告ゾーンの境界は,ISO2631-1:1997によるものよりも高いことが示された。Copyright 2014 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.