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J-GLOBAL ID：201402230840176255   整理番号：14A0165635

需要家の快適性を考慮した家庭用エアコン制御による夏季ピーク需要削減効果の評価

The Effect of Controlling Residential Air-Conditioner on the Reduction of Peak Demand in Summer Considering the Comfort of Users

著者 (2件)： 山田雄吾 (東京大学大学院 工学系研究科 電気系工学専攻) ,  岩船由美子 (東京大学大学院 工学系研究科 電気系工学専攻)
資料名： 電気学会論文誌 C  (IEEJ Transactions on Electronics, Information and Systems)
巻： 133  号： 10  ページ： 1864-1872 (J-STAGE)  発行年： 2013年 
JST資料番号： S0810A  ISSN： 0385-4221  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 負荷平準化を目的とした家庭用空調負荷(ヒートポンプ式エアコン)の制御の効果を定量的に評価するための手法を検討した。再生エネルギーの大量導入にともない難しくなる電力の需給バランスを維持する方法として需要制御が提唱されている。家庭の可制御機器として空調負荷が考えられるが,快適性など需要家の効用に対する影響が大きいため,これを制御することにより電力システムが得られるメリットに関する定量的評価は十分にはなされていない。本論文では,住宅実験における結果を,住宅用室内温熱環境設計ツールCADIEEを用いた熱負荷シミュレーションに反映させることでシミュレーション精度の向上を図った。また,熱負荷シミュレーションから得られた結果からPMVを計算し,目標となるPMV条件を満たすようにエアコン設定温度を変更し,再度熱負荷シミュレーションをおこなうモデルを作成した。一連の検討から得られた知見を提示した。

シソーラス用語： *空気調和装置 ,  電力供給 ,  電力需要 ,  快適性 ,  *電力制御 ,  家庭電器 ,  ヒートポンプ
準シソーラス用語： *エアコン ,  電力需給

分類 (1件)： 空気調和装置一般  (PC02010U)

引用文献 (16件)：

• (1) H. Asano : “Emerging Energy Systems from the End User's Perspective”, IEEJ Trans. PE, Vol. 124, No. 1, pp. 3-6 (2004-1) (in Japanese)
• 浅野浩志:「需要家サイドから見た新しいエネルギーシステムの可能性」, 電学論B, Vol. 124, No. 1, pp. 3-6 (2004-1)
• (2) M. Haneda, N. Nishihara, S. Nakamura, S. Uchida, and S. Tanabe : “A Field Measurement of Thermal Environment in Cool Biz Office and the Evaluation on Productivity by a Questionnaire Survey”, J. Environ. Eng., AIJ, Vol. 74, No. 637, pp. 389-396 (2009) (in Japanese)
• 羽田正沖・西原直枝・中村駿介・内田智志・田辺新一:「夏季室温緩和設定オフィスにおける温熱環境実測および執務者アンケート調査による知的生産に関する評価」, 日本建築学会環境系論文集, Vol. 74, No. 637, pp. 389-396 (2004)
• (3) S. Tazawa, K. Ueno, Y. Sakamoto, and Y. Kawaraguchi : “Performance Tests of Home Heating Equipments under Artificial Climate Chamber to Evaluate Thermal Room Environment and Energy Conservation”, AIJ. J Technol. Des., Vol. 16, No. 32, pp. 227-232 (2010) (in Japanese)

タイトルに関連する用語 (7件)： 需要家 ,  快適性 ,  家庭 ,  エアコン ,  夏季 ,  ピーク需要 ,  評価