二酸化ケイ素にさらされるラットの肺におけるシクロオキシゲナーゼ-2発現とプロスタグランジンE2含有量に対するschisandrin Bの抑制性効果

Fan Linhua; Liu Tianfu; Guo Min; Liu Maolin; Fan Pinghua

文献

J-GLOBAL ID：201402231238673953 整理番号：13A0584128

二酸化ケイ素にさらされるラットの肺におけるシクロオキシゲナーゼ-2発現とプロスタグランジンE2含有量に対するschisandrin Bの抑制性効果

Inhibitory effect of schisandrin B on cyclooxygenase-2 expression and prostaglandin E_2 content in lungs of rats exposed to silica

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資料名：
巻： 26 号： 1 ページ： 68-72 発行年： 2012年
JST資料番号： C2292A ISSN： 1000-3002 CODEN： ZYYZEW 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：中国 (CHN) 言語：中国語 (ZH)

目的:珪肺症ラットにおける肺線維症に関してschisandrin B(Sch-B)の介入機序を調査すること。方法:肺症モデルを,外科的にラット肺に一度だけ二酸化ケイ素の直接気管点滴注入によって確立した。二酸化ケイ素注射の後の1日目から,ラットは28日間に対してSch-B 80μg g<sup>(-1)</sup> d<sup>(-1)</sup>を経口的に与えられた。3,7,14と28日で,肺の病理学的変更を,HE(ヘマトキシリン-エオシン)染色によって観察した。肺ホモジェネートにおけるPGE2含有量を,酵素結合immuno吸収剤分析(ELISA)で測定した。肺組織のシクロオキシゲナーゼ-2(COX-2)タンパク質表現を,免疫組織化学によって検出した。COX-2 mRNA発現を,逆転写-ポリメラーゼ連鎖反応(RT-PCR)によって検出した。結果:ヘマトキシリン-エオシン染色は,肺損傷が二酸化ケイ素群において明らかであることを示した。槽炎症があった。そして,初期における多くの炎症細胞の浸潤とコラーゲンと肺線維症の増殖は,後期に優勢だった。肺胞炎症と肺線維症を,二酸化ケイ素群においてよりSch-B群で明らかに緩和した。正常な対照群と比較して,二酸化ケイ素群のPGE2含有量は,有意により高かった(P<0.01)(3,7,14と28日は,それぞれ1.2,0.9,1.0および1.1倍増加した)。二酸化ケイ素群と比較して,Sch-B群のPGE2含有量は,有意により低かった(P<0.01またはP<0.05)(それぞれ,3,7,14と28日で,41.7%,38.1%,36.4%と47.6%減少した)。免疫組織化学は,Sch-Bが二酸化ケイ素群と比較してCOX-2発現を減少させることを示した。二酸化ケイ素群におけるCOX-2 mRNAの発現は,正常な対照群(それぞれ,3,7,14と28日で,1.3,1.6,1.3および1.7倍増加させた)(P<0.01またはP<0.05)より有意に高かった。・・・Data from the ScienceChina, LCAS. Translated by JST

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呼吸・呼吸器作用薬の基礎研究

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