抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
欧州では大規模の洋上風力発電プロジェクトが進んでおり,今後も拡大が見込まれるが,国民負担軽減のために,発電コストの早期低減が求められている。陸上風力発電事業の事業コストは風車本体の製造コストが大半(75%程度)であるが,洋上風力発電事業では,風車本体の製造以外に,大掛かりな設置基礎工事,海上での組立て・据付け・修繕作業を要する。このような背景の下で,欧州の複数機関がコスト削減の検討を行い,「風車の大型化」,「専用作業船の開発」,「産業集約化」の3点を指摘した。コスト削減は港の機能にも大きく影響を与えており,拠点港の形成と港の機能分担が必要となっている。日本の洋上風力発電関連事業者は政府の検討状況や港湾の整備状況を見極めつつ,自ら産業集約化や港開発を進め,最適な物流や維持管理の仕組みを構築することが求められる。