抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本資料は,(財)日本花普及センターが収集したデータを利用し,切り花,鉢物および苗物における主要品目の流通動向,さらに主要切り花品目における品種の動向に関するデータを整理,解説した。花き全体の流通に対する2007~2011年の本調査のカバー率は,切り花30%前後,鉢物20%以上および苗物では約17%であった。また,主要切り花品目の中で特に重要な輪ギク,バラ,ユリ,カーネーションおよびトルコギキョウでは上位20品種,それ以外の品目では上位10品種の取扱金額に占めるシェアを示した。その結果,品種の変遷が早いといわれる花きであっても,5年間では品種の変化は限定的であった。カスミソウやヒマワリのように花色や花形が豊富でない品目では,特定の品種のシェアが大きくなる傾向が認められ,バラ,カーネーションガーベラなど,花色や花形が豊富で毎年多数の品種が育成されているような品目では,上位品種でもシェアが大きくないことが示された。本データは,国産花きと輸入花きを判別できないため,これを改善すればより有効な情報となると考えられた。