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J-GLOBAL ID:201402231699016644   整理番号:14A0173744

高分解能NMR緩和計量によって明らかにする蛋白質内のナノ秒時間規模の運動

Nanosecond Time Scale Motions in Proteins Revealed by High-Resolution NMR Relaxometry
著者 (11件):
資料名:
巻: 135  号: 49  ページ: 18665-18672  発行年: 2013年12月11日 
JST資料番号: C0254A  ISSN: 0002-7863  CODEN: JACSAT  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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蛋白質内部動力学の時間規模ps~ns及びμs~ms範囲の両方を解明出来る手段としてのNMR緩和計量を用いて標題の運動を研究した。大きさが2桁にまたがる緩和速度(0.5~22.3T)の測定には高分解能緩和測定に従来の高磁場測定を組み合わせた。そのために空気作用による高速シャトル装置を動的核分極研究用に開発された装置に基づいて開発した。シャトルは注文品のプローブ,移動系,及び制御単位で構成した。本研究の方法の威力をユビキチン(アミノ酸残基数76)で説明した。高分解能緩和測定法によりユビキチンの予期せぬ運動が明らかになった。特にβ12ターン(残基7~12)は以前に高磁場での緩和で同定できたものより増幅度が大きく,二つの残基双極子結合(RDC)(GAF及びSCRM)や分子動力学(MD)の結果と一致した。高磁場緩和とRDCに基づく方法の間の矛盾の原因は,全体的回転による内部運動切捨てと考えられてきたが,高磁場緩和のナノ秒規模の周波数範囲での感度不足由来のτc(約5ns)未満及びτc近辺の運動の過小評価であった。本研究は試料の高速シャトルを伴う高分解能緩和測定が蛋白質の全体的タンブリングより速い,あるいは,同等の時間規模での局部的運動に関係する先例のない情報を提示することを示した。
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分類 (2件):
分類
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生物物理的研究法  ,  分子構造 

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