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J-GLOBAL ID:201402231793849862   整理番号:14A0080410

Zeeman分裂エネルギーバンドを持つ超電導接合におけるトンネル磁気抵抗の観察

Observation of tunnel magnetoresistance in a superconducting junction with Zeeman-split energy bands
著者 (3件):
資料名:
巻: 88  号: 16  ページ: 161105.1-161105.4  発行年: 2013年10月 
JST資料番号: D0746A  ISSN: 1098-0121  CODEN: PRBMDO  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 短報  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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強磁性体では電子スピンが平行に配列する傾向が優先するのに対して,通常のBCS超電導体では,上向きスピンおよび下向きスピンの電子が電子-フォノン相互作用を介して単一のクーパー対を形成する。それぞれの不和合性を考えると,超電導と強磁性の相互作用によって,非常に興味深い物理現象の出現が期待される。例えば,スピントロニクスへの応用において,抵抗がゼロの超電導状態や有限の抵抗を持つ超電導状態の出現が非常に興味深い。本稿では,Zeeman分裂エネルギーバンドを持つ超電導接合におけるトンネル磁気抵抗を,実験的に研究した結果を報告する。実験に用いた磁気トンネル接合の構造は,EuS/Al/Al2O3/Co/CoOで,この接合の抵抗を磁場の関数として測定した。超電導体におけるスピン状態密度を調整するために,強磁性絶縁体と超電導体の界面における交換相互作用を利用した。実験結果から,スピン-軌道相互作用を持つ準粒子トンネリングによる伝導度の変化に起因するトンネル磁気抵抗は36%に達し,超電導状態においてのみ生じることが分かった。得られた結果から,強磁性体に本来存在するスピンの不釣り合いに加えて,界面交換磁場および超電導電極を備えたトンネル接合を利用してスピンに依存する状態密度を調整することによって,トンネル伝導度を操作できることが分かった。
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Josephson接合・素子 
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