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J-GLOBAL ID:201402231804591048   整理番号:14A1090301

ペルム紀-三畳紀移行期の海洋酸化還元状況の進化:深海の放散虫動物群からの証拠

Evolution of oceanic redox conditions during the Permo-Triassic transition: Evidence from deepwater radiolarian facies
著者 (4件):
資料名:
巻: 137  ページ: 34-51  発行年: 2014年10月 
JST資料番号: B0834A  ISSN: 0012-8252  CODEN: ESREA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 文献レビュー  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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顕生代の最も過酷な生物危機であるペルム紀末期の大量絶滅の間に,海洋無脊椎種の約90%の生物多様性が減少したことは,広範な海洋無酸素(”超無酸素”)に起因したとされていた。ペルム紀-三畳紀境界(PTB)断面の岩相・無機地球化学・バイオマーカーの最近の研究により,複雑で時々矛盾した様な変動をする海洋酸化還元状況の変化型が推論された。ペルム紀-三畳紀移行期の重要な微小動物プランクトングループである放散虫をレビューし,古海洋学的状況における変化への意義を考慮した。(1)後期ペルム紀の放散虫動物群は,特定の深度選択を持つ様々な目,つまり,深海を好むAlbaillellarianと浅海を好む球形型(EntactinariaとSpumellaria)からなる汎存動物群だった。(2)深海の分類群は浅海の分類群より早く衰退した。(3)多くの古生代型分類群は前期三畳紀まで生き残ったが,ディーネリアンの第2危機の間に絶滅に向かった(”死せるクレードの行進”)。その後,オレネキアンの間に中生代型分類群の出現と拡大が続いた;(4)前期三畳紀に生き残った古生代型分類群は,熱帯地方より古高緯度で顕著であった。これらの観察結果は,特にPTB危機の間の海洋酸素極小帯の浅化と極方向への拡大のように,放散虫動物群分布への第一次酸化還元状況の支配要因に矛盾しない。いくつかの深海分類群のより浅い環境への必然的な結果としての適応により,大陸近くの堆積盆における前期三畳紀の放散虫動物群は遠洋状況でのそれにより類似してきた。高緯度域に増加した古生代型分類群の生き残りはペルム紀-三畳紀の放散虫群集への主要なストレッサーが気候温暖化(極でより強い)よりもむしろ海洋酸素濃度減少(熱帯でより強い)であったことを示す。Copyright 2014 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (1件):
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中生代 

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