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J-GLOBAL ID:201402231912101758   整理番号:14A0984561

太鼓岩の大太鼓-1361年正平地震による瀬戸内海の津波に関する伝承-

著者 (1件):
資料名:
巻: 55  号:ページ: 118-123  発行年: 2014年08月10日 
JST資料番号: G0269B  ISSN: 0286-7737  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 短報  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
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1361年に起きた正平南海地震による津波が瀬戸内海西部にまで押し寄せたという伝承が残されている。本稿本稿では,既往文献とともに山口県柳井市大畠に伝承された民話を紹介し,その記述から津波高さを推定した結果について述べる。「大日本地震史料」と「参考太平記」の記述から,正平地震の津波は大阪湾まで侵入したことが分かるが,瀬戸内海西部にまで及んだとはされていない。前記の民話「太鼓岩の大太鼓」には,津波が引き波から始まったとの具体的な記述があり,正平地震によるものと推察される。さらに,「太鼓岩」が町史にある「離れの岩」とすると,引き波は少なくとも6.5mの振幅を持ち,津波高は6m以上であった可能性がある。この事跡は,南海トラフ地震に対する防災対策にとって貴重な情報となる。
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分類 (2件):
分類
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波浪,潮流  ,  自然災害 
引用文献 (22件):
  • 渡辺偉夫(1998):日本被害津波総覧〔第2版〕,東京大学出版会,238p.
  • 地震調査研究推進本部・地震調査委員会(2013):南海トラフの地震活動の長期評価(第二版)について, http://www.jishin.go.jp/main/chousa/13may_nankai/index.htm,2013年5月24日公開.
  • 中央防災会議・防災対策推進検討会議・南海トラフ巨大地震対策検討ワーキンググループ(2013):南海トラフ巨大地震対策について(最終報告~南海トラフ巨大地震の地震像~), http://www.bousai.go.jp/jishin/nankai/taisaku_wg/,2013年5月28日公開.
  • 宇佐美龍夫・石井寿・今村隆正・武村雅之・松浦律子(2013):日本被害地震総覧 599-2012,東京大学出版会,724p.
  • 宍倉正展(2013):地形・地質記録から見た南海トラフの巨大地震・津波(南海地域の例),GSJ地質ニュース,Vol.2,No.7,pp.201-204.
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