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J-GLOBAL ID：201402232193250530   整理番号：14A0646588

物理探査および原位置サウンディングを用いた薬液注入地盤に対する改良効果の確認

著者 (4件)： 水野健太 (若築建設) ,  松本幸久 (若築建設) ,  飯塚真澄 (若築建設) ,  中島健太郎 (若築建設)
資料名： 若築建設土木技術年報  (土木技術年報)
巻： 22  ページ： 9-19,1(1)  発行年： 2013年11月20日 
JST資料番号： L2927A  資料種別： 年次報告 (Y)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 2011年東北地方太平洋沖地震による液状化現象によって被災した,民間護岸の復旧および補強対策として,恒久性のある注入材を用いた薬液注入工法(超多点注入工法)による液状化対策工事を実施した。薬液注入工法の品質確認手法としては,標準貫入試験,透水試験,サンプリング試料による一軸圧縮試験などを実施することが一般的であるが,本工事では,非破壊の物理探査技術(比抵抗トモグラフィ,電気検層,PS検層)および原位置サウンディング技術(RPDによる連続打撃動的貫入試験)を適用して,改良効果を線的および面的に確認することを試みた。試験の結果,細砂を主体とする砂質土に対しては,比抵抗トモグラフィによる改良範囲の面的な把握は可能であったが,細粒分が多いシルト質の地盤になるほど比抵抗値の変化が小さくなり,現状では改良効果の判定は難しいことがわかった。(著者抄録)

シソーラス用語： 大地震 ,  *液状化 ,  被災 ,  護岸 ,  復旧 ,  補強 ,  *薬液注入 ,  品質監査 ,  *貫入試験 ,  透水試験 ,  一軸圧縮試験 ,  非破壊検査 ,  *物理探査 ,  トモグラフィー ,  電気検層 ,  音波検層 ,  *地盤調査 ,  *原位置試験 ,  砂質土 ,  数値 ,  電気抵抗率
準シソーラス用語： 2011年東北地方太平洋沖地震 ,  PS検層 ,  原位置サウンディング技術 ,  動的貫入試験 ,  比抵抗トモグラフィー ,  比抵抗値 ,  標準貫入試験

分類 (3件)： 地盤改良,土質安定処理  (RA07060C) ,  物理探査・地質探査一般  (DE10010F) ,  現地調査,土質試験  (RA03020I)

引用文献 (17件)：

• 国土交通省液状化対策検討会議:「液状化対策技術検討会議」検討結果の要旨, 平成23年8月31日.
• 浦安市液状化対策技術検討調査委員会(公益社団法人地盤工学会・公益社団法人土木学会・一般社団法人日本建築学会):平成23年度浦安市液状化対策技術検討調査報告書, 平成24年3月.
• 東京都建築物液状化対策検討委員会:東京都建築物液状化対策検討委員会検討報告「中間とりまとめ」, 平成24年5月21日.
• 船橋市:<東日本大震災>船橋市の被害状況および一連の対応に関する記録, 平成24年3月.
• 習志野市 : 東日本大震災の検証報告書, 平成24年7月.

タイトルに関連する用語 (5件)： 物理探査 ,  サウンディング ,  薬液注入 ,  地盤 ,  改良効果