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J-GLOBAL ID:201402232308958981   整理番号:14A1377968

短報:泌乳牛の被毛コルチゾール濃度に影響を与える要因

Short communication: Factors affecting hair cortisol concentrations in lactating dairy cows
著者 (7件):
資料名:
巻: 97  号: 12  ページ: 7685-7690  発行年: 2014年12月 
JST資料番号: C0282A  ISSN: 0022-0302  CODEN: JDSCAE  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 短報  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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コルチゾールは,動物のストレス反応マーカーとして利用され,血液,唾液,および糞便から分析することができる;しかし,これらのコルチゾールの採集は,侵襲的な手技または動物の過度なハンドリングを必要とする。その上,血液,唾液,または糞便から循環コルチゾール濃度の長期的増加をとらえることは不可能である。被毛のコルチゾールは,慢性ストレスを測定するため信頼できる代替である。この新たな手段により,適切なサンプリング法を開発し,検証する必要がある。本研究の目的は,被毛色,サンプリング部位,および処理方法がホルスタイン泌乳牛(18頭)の被毛コルチゾール濃度に及ぼす影響を調べることであった。さらに,身体の異なる部位での被毛の成長速度を測定し(12頭),短い間隔で再サンプリングした時の被毛のコルチゾールレベルを調べることを目的とした(37頭)。ホルスタイン乳牛の肩,背線,腰,および尾先端から黒色被毛および白色被毛の両方を採集した;品種特性のため,尾先端からは白色被毛のみ採集した。全サンプルを水およびイソプロパノールで洗浄し,次いで乾燥させて,ボールミルで粉砕あるいはハサミで細かく切断した。コルチゾールは,メタノールで抽出し,ELISAキットで測定した。コルチゾール濃度は,白色被毛で黒色被毛より高かった。白色被毛サンプルだけ分析した場合,尾先端の被毛は,肩の被毛よりもコルチゾール濃度が高かったが,尻および背線と比較した時は差がみられなかった。ボールミルで粉砕したサンプルはハサミで細切したサンプルより,抽出されたコルチゾール濃度が高かった。被毛の成長速度は,尾先端で尻および肩と比べ有意に速かった。被毛を分娩後3週間ごとに採集した場合,経産乳牛で被毛コルチゾール濃度が高く,分娩後42,84,および126日目と比べて分娩後0および21日目のコルチゾール濃度が有意に高い傾向がみられた。ホルスタイン乳牛の尾先端の被毛は,常に白く,他の部位よりも速く成長し,3週間ほどの短い間隔でコルチゾールの変化をとらえるのに十分感度が高いことから,被毛のコルチゾールを測定するには理想的な部位である。Copyright 2014 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (4件):
分類
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牛  ,  動物学研究法  ,  動物の生化学  ,  外皮一般 
タイトルに関連する用語 (4件):
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