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J-GLOBAL ID:201402232565824597   整理番号:14A0858718

リナロールは抗腫瘍免疫を活性化して細胞毒性作用を示す

Linalool Exhibits Cytotoxic Effects by Activating Antitumor Immunity
著者 (2件):
資料名:
巻: 19  号:ページ: 6694-6706 (WEB ONLY)  発行年: 2014年05月 
JST資料番号: U7014A  ISSN: 1420-3049  CODEN: MOLEFW  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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最近の研究によれば,伝統的な薬草であるPlantaginaceaeには,ウイルス感染症治療薬および癌治療薬として使用できる可能性がある。リナロールおよびp-クマリン酸は,Plantaginaceaeから単離できる2種類の生物学的活性化合物である。本研究では,がん細胞に対する細胞毒性作用の観点から,主にリナロールとp-クマリン酸の生物活性の研究に焦点を当てている。こうした作用のメカニズムがアポトーシスおよび免疫調整活性を介したものかについても調べた。WST-1分析は,リナロールおよびp-クマリン酸が乳がん,結腸直腸癌,および肝がん細胞に対し優れた阻害作用を有する事を示した。こうしたタイプのがん細胞に対するリナロールのIC50値はそれぞれ224μM,222μM,290μMであり,p-クマリン酸のIC50値はそれぞれ693μM,215μM,および87μMであった。細胞周期分析からもリナロールおよびp-クマリン酸がアポトーシスを誘導できることが確認された。フローサイトメトリーを用いることで,p-クマリン酸ではなくリナロール処理もサブG1期を有意に増加させること,およびG1期により多くの細胞が集まることが分かった。更に,サイトカインアレイ分析によって,リナロールがIFN-γ,IL-13,IL-2,IL-21,IL-21R,IL-4,IL-6sRおよびTNF-αの分泌を刺激できることも見いだされた。このことは,リナロールに双方向性の制御能力があるだけでなく,T-47D細胞にTh1細胞性免疫反応も誘発することを証明している。こうした結果は,リナロールが癌治療で使用できる可能性が高いことを示しており,腫瘍に対し作用する代替法をなる可能性があると考えられた。(翻訳著者抄録)
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分類 (4件):
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生薬の薬理の基礎研究  ,  モノテルペン,セスキテルペン  ,  腫よう免疫  ,  腫ようの化学・生化学・病理学 
タイトルに関連する用語 (4件):
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